インフレを幼稚園児や小学生でさえ分かるように説明します!
みなさんおはようございます、こんにちは? こんばんは!
ニュースとかでもインフレという言葉はよく耳にしますよねー。
文字面だけ見るとインフルっぽくてタミフルを経済に処方できれば治るんじゃないかと思えるかもしれませんが、そんなことはありません!!
インフレは経済の病気の時もあるし、そうではない時もあるんです!
今回はインフレとかデフレを経済学を全く知らない人(つまり自分)に分かるように説明します!
これは経済学を理解できている人には全然役に立たない記事なので気にしないでもらって大丈夫です(笑)
ただ、もし読んで不備があればぜひ指摘していただけると幸いです!
では目次です。
【1.インフレとは】
インフレーション(英語: inflation)とは、経済学においてモノやサービスの全体の価格レベル、すなわち物価が、ある期間において持続的に上昇する経済現象である。
Wikipedia先生によるとインフレはこんな感じの事です。
たぶんこの説明は結構分かりやすいと思うんですが、どうでしょうか?
物価の上昇が継続的に起きる、それがインフレです。
【2.インフレはどうして起こるのか?】
一般的にインフレが起こるのは「物の供給より需要の方が大きいとき」です。
意味不明ですよね!
僕もこれだけ説明されてもまじ意味不明だよと思ってこの記事を書いています!
例えば、100円のリンゴが1個あります。
これを欲しい人がいっぱいいるとします。
つまり、1個のリンゴに対して(供給)に対して、それを欲しがる人が大量にいる(需要)という状況です。
普通の人はこの時、「なるほど、こんなに欲しがる人がいるなら110円にあげても、そのお金を払える人はいるのではないか?」と考えるので、110円にします。
そして実際、とても貧乏で100円なら買えた人は脱落してしまいます。
ですが、110円でも買える人がいた場合(恐らくこれぐらいの価格の変化ならいると思うんですが)買います。
結果として取引は成立し、リンゴは110円になります。
これがインフレです。
では、インフレを流れとして把握してみましょう。
供給より需要が多いからインフレになるなんてのは、インフレの仕組みを深く理解している人が自明だから言っているか、あるいはただ文章として中身を理解せずに覚えているかなので、少し好きではないのです。
1.供給より需要が多い。
2.それを供給する側が把握し、「ならばもっと高くても買える人がいるだろう」と判断して値段をあげる。
3.そして需要のある側で実際に上がった値段で買える人がいて、取引が成立する。
4.その値段が一般的になる。
これがインフレです。
そして、ここで考えてほしいのですが、2を見てください。
「ならばもっと高くても買える人がいるだろう」と判断して値段をあげていますよね?
ここが、もしいい人だったらどうでしょうか?
もう凄い聖人のようないい人で、「僕は生活費さえ稼げればそれでいいのさ、消費者のみんな、むしろ買ってくれてありがとう愛しているよ」という人がいたらどうでしょう?
たぶん値上げしませんよね?
そう、需要の方が高くても、供給側がめっちゃ優しいイケメンだった場合、インフレは起こらないのです!
これに気付いた時は衝撃を受けましたね!
いい人ありがとう僕もそうなりたい!! とピュアな気持ちで感謝しました笑
ちなみにじゃあ現在の経済学はまちがっているのかというと、そうではありません。
今の経済学は単純に「普通の人(実際多くの人は、生活の事情などを考えて上げざるを得ないでしょうし)」を想定して理論を構築しているので、何も間違ってはいないです。
ただ、忘れないでほしいのは、もしこの世界にいい人しかいない場合、今の経済学は不完全だし、もっと特異な理論が構築される可能性がある、もっと違う経済の形がありうるという事を意識しておいてほしいです。
どうでしょうか、こう書かれると、いい人だけで作られる、いい人の、いい人によるいい人のための経済を作ってみたいとか思いませんか?
僕はその方法を模索中なので、何かアイディアがある人はぜひ一緒に考えましょう!
コメントでの反応やツイッターでのメッセージなど、いつでも僕は待っています!
【3.具体的にどういうときに起こるのか?】
基本的にインフレが起きるのは先ほど述べたように「供給よりも需要が多くなることで、供給者が多少高くしてもいいだろうという心理が働き、実際に消費者の側も少し高くなっても買う人がいるとき」です。
ただ、供給よりも需要が多くなるという状況には2つパターンがあるので、ここに書いておこうと思います。
しかし、この2つのパターンがあるとはいっても、その状況が生じるための要因は実にさまざまにあげられるので、それはまた皆さんがインフレを深く理解するために考えてみるといいのではないでしょうか?
大雑把に分けると、
1.供給する物が少なくなってしまった時
2.消費者の手元にお金がたくさんある時
みたいな形に大別できるかなと思います。
1.に関しては例えばリンゴを作るとき、そのりんごを作るために農薬を使っていたとすると、その農薬が値上がりすれば、必然的に例年と同じ品質で作れる量が減ってしまいます。
これにより、結果的に供給<需要となり、供給者や消費者の思惑が組み合わさってインフレになります。
2.は、手元にたくさんお金があれば消費者の気持ちが緩んでいれば(現代ではそんなことなさそうですもんね……)、財布の口も緩み需要が増えるというもの。
そして供給<需要となり、供給者や消費者の思惑が組み合わさってインフレが生じます。
後者は、例えば経済が成長して新しい仕事が生まれ、それに応じて政府がお金を刷ってくれているんですが、そのお金が消費者に渡って手元にたくさんのお金がある、というパターンで、経済成長時のインフレでよくみられるパターンですねー。
さて、インフレについて今回は説明してみました。
デフレはこれの逆の動きなので、ぜひ皆さんどのような生産者や消費者の心理が働いてデフレになっているのかを考えてみてください。
経済というのは皆さんが思っているほど機械的な物ではなく、むしろ人があってこその温かいシステムだということを感じ取ってもらいつつ、インフレを理解してもらえれば幸いです!
もし経済を勉強中のお知り合いがいればシェアお願いします!