【見ろ】Google検索のコツ?ほしけりゃくれてやる。情報の迷宮のすべてをここに書き残した。
「すべての人はGoogleを手にした時、万物を知るための絶対なる名器を得たと思った。
しかし、それで万物を知ることができるのは、ごく一部の限られた人間でしかないことが明らかになった」
Googleについてはこんな名言が残されている。
誰が言ったのか、そのすべてはなぞに包まれている。
ただ一言言えるのは、自分が30秒程度考えればこのレベルの名言らしきものは生み出せるということだ。
この記事では、Googleという迷宮を解き明かし、万物に迫りたいすべての人と共に、その奥深い世界を探索するコツについて学んでいきたい。
と言っても自分はまだ、Googleを扱いこなせるほどの卓越した検索力は持ってはいない。
しかし、少なくとも「Google検索は面白くない」と思っている人よりは、高い検索能力を持っているかもしれない。
そこで、自分自身がもてる最大限の知識をもって、Googleという迷宮を攻略するためのヒントを提供したい。
ともに目指そう、Google検索の更なる高みを。
(ちなみに、この記事はWindows PCを扱う人を対象にしている。
なので、時々macやスマホには当てはまらない記述が出てくるかもしれない。
ただ、この記事を読み終わったころには、自分で検索能力を向上させるための下地が整っている。
Googleという迷宮に乗り出してみよう)
【検索の原理を知る】
最初にGoogle検索の原理を知っておこう。
検索者なら、
「検索ボックスに打ち込まれた言葉が書いてあるページや、その言葉が表すものが映っている画像や動画を表示する」
程度に思ってもらえれば大丈夫だ。
そして、検索結果一覧にでてくるページの説明文の中で検索した文字列が太字になって表示される。
以上が非常に簡単な検索の原理だ。
これを知れば、Googleという迷宮に挑むための基礎的な準備は整った。
ではGoogleという迷宮の中に歩みを進めていこう。
【まずは検索してみよう】
何はともあれ、まずは検索をしてみよう。
その検索を行う中で、学べそうなところがあればぜひ学んでいってほしい。
まずは、「検索 コツ」と書いて検索してみよう。
どんな情報が転がっているのか、非常に見ものだ。
トップに来たのは「Googleでの検索のコツ」を差し置いて、Naverまとめである。
相変わらず作ればトップに出てくるNaverまとめ。
だが、つい最近行われたGoogleの検索アルゴリズム(検索結果の順位を決めるシステムみたいなもの)の変更(J-CASTニュースより)でまとめサイトは窮地に立たされている。
これからの立ち回りが気になるところである。
ではさっそくこのまとめを見てみよう。
どうやら、検索の技術に関することを記述しているようだ。
NOT検索
除外したいキーワードの前に「-」を入れる。
例:「香川 -香川真司」
こうすると主に香川県の情報が主に出てきます
Yahoo!Japan、Google共に同じ。
確かに勉強になる技術もある。
あるにはあるが……「検索 コツ」で検索している人に対する回答として、自分は首をかしげざるを得ない。
そうやって検索している人は、
「検索するときに、たどり着きたい情報にたどりつくための、うまいキーワードをひねり出したりすることができないな……」
みたいな悩みを抱えているのではないだろうか?
それに対する解決策としては、あまり適切とは思わない。
実際自分がこの記事を書き始めた動機も、そういう情報を「検索 コツ」で検索した人に届けたいと思ったからだ。
この記事では、徹底的に「検索のコツ」に対して答えを提供していきたい。
さて、次に注目したいのがこの記事だ。
【検索神に遭遇した】というやつだ。
この記事は事前に知っていたので、どこかで紹介しようと思っていたが、やはり検索上位に来ている。
このページはぜひ自分で見てチェックしてほしい。
さらに言えば、【検索神に遭遇した】ページの下の方にある検索神からの返信もチェックしてみよう。
とても参考になる素晴らしい内容だ。
さらに、ここで検索神の下、東大の検索のコツページの概要も見てほしい。
◇1回の検索で終わらせないで、キーワードをいろいろ変えて再検索.
◇最初に入力するキーワードは少なく。広く浅く検索⇒検索
このページの重要なポイントは、書いてある内容が明らかに上の「検索技術」系とは異なりそうなことが分かるという点だ。
今まではやれNOT検索だ、やれAND検索だ、と検索技術ばかり提示していた。
しかしこれは、「検索のやり方」っぽいことを提示しようとしていることが読み取れる。
こうやって、今までの系統とは違う系の情報を提示しようとしてくれているサイトを見ると、1つの物事を多角的に捉えることができて良い。
ちょっと東大の検索のコツについて書かれているページを開いてみた。
すると、以下の2つの新しい情報をゲットできた。
・SAME 検索
順番に見ていこう。
まずはSAME検索だ。自分は存在さえ知らなかった。感激である。
使い時を考えてみる。
例えば「お金 SAME 使い方 SAME わからない」と検索した場合を見てみよう。
こうすれば「お金」と「使い方」と「わからない」が同じセンテンス(文章)に入っているのが検索されるはずだ。
されなかった。Googleはクソだ。
となりそうだが、早まってはいけない。
こういう時こそGoogle検索の出番なのだ。
「google SAME 検索 使い方」
この使い方がわからない時に、「使い方」とセットで検索するのは定番のテクニックだ。
しかし、検索してみたが、NOT検索のような一般的らしきものは出てくるが、SAME検索は見当たらなかった。
わずかな希望にかけて、「SAME 検索」と検索してみた。
情報が多すぎると、逆に変な情報を拾ってくることもありえるからだ。
そして、結果はこんな感じだった。
一番上に出てきたところをクリックしてみた。
検索演算子とか何かわからないかもしれないが、概要に「NOT」などと書いてある。
なので、今まで調べてきた情報と似たものであることは想像がつく。
そして中を見て、ふと気づいた。
よくページタイトルに注目してみてほしいのだが、『Web of Scinece』となっている。
そしてSAME検索の事実を知ったのは、東大のページだった。
何やら、科学的なことと絡んでいるのではないか?
ここから「Web of Scienceとは」などと検索していくと、答えにたどり着けるだろう。
しかし、ここでは先に答えを書いてしまおう。
『Web of Science』とは、検索すればわかるが、論文などの文献のデータベース(情報の集まっている場所みたいな感じ)である。
よく見ると、先ほどの画像でもデータベースという単語が下に見える。
そしてこのデータベースは、論文なども検索もできる。
つまるところ、これは「論文などの検索データベースでSAME検索を使うと」という話だったのだ。
自分は早とちりして、NOTなど似ているものがGoogleでも使えたので、SAMEもGoogleで使えると思ってしまった。
結果、使えないことが分かった。
1つ勉強である。
検索はこのように知らないものに積極的にチャレンジし、まだ見ぬ大地へと足を踏み入れていく行為である。
Googleという迷宮の壮大さを感じていただければ嬉しい。
ちなみに、なぜ「お金 使い方 わからない」で検索したのかというと、この検索結果の3番目の『お金の使い方がわからない人への、たった1つの処方箋』は自分のページだからである。
まあ3位だよって自慢である。
(ただしよく検索されるキーワードってわけでもないのですごくない)
さて、試しに「検索 コツ」から始まって検索を深めているだけだったが、いろいろと大変な道のりであった。
まだもう1つ凶悪なキーワードが東大のpdfには眠っているというのに。
下のを見てほしい。
これは東大のpdfを見た時に獲得した、2つ目の良い情報である。
シソーラスというのがでてきた。
「著者がどのことばを使っているかわからない……」というコメントがあるので、
「同じ意味の言葉」を表している単語かな? と推測ができる。
実際どうかわからないので、検索してみよう。
「シソーラスとは」
今回は3番目を参考にしてみた。
どうやら、
シソーラスとは、言葉を同義語や意味上の類似関係、包含関係などによって分類した辞書、あるいはデータベースのことである。
らしい。
要は言葉の関係性を表したデータベースということだろうか。
元から単語自体は知っていたが、ふむ、初めてちゃんとした意味を知った(おい)。
検索の際は、言葉の関係性は非常に重要になってくる。
例をあげてみると、東京にあるおいしいレストランを知りたい人がいたとする。
彼は東京が日本に存在していることを知っているので、極端な話だと「日本 おすすめ レストラン」などと検索するかもしれない。
しかし、当然ながら日本では範囲が広すぎる。
上の図で「上位語」というワードが出てくるので、日本は東京の上位語と言えるだろう。
このように、どれくらい細かく自分が情報を調べたいかによって、言葉の選び方は変わってくる。
どの言葉を選べばぴったりの検索結果を呼び出せるのか、その人の実力が問われるところだろう。
【検索のコツ】
自分の検索に付き合っていただきありがとう。
その流れの中で何か学べることがあれば幸いだが、いかんせん流れに沿って検索しただけなので、まとまりがない。
さらにそこだけでは述べることができなかった項目も満載だ。
ここからは、Googleという迷宮を攻略するために要求される、さまざまなコツを紹介する。
これを読んだ人の検索体験が少しでも向上し、良い情報にたどり着けるようになり、人生をもっと歩みやすくなれば幸いである。
[検索のコツ①検索に必要なリテラシー]
自分自身的確な意味はつかめていないが、「適切に運用する能力」みたいな意味だろうか。
情報リテラシーなどといった使われ方をする。
検索に関しても、このリテラシーがあるかないかがとても大事である。
では具体的にどんな能力が必要なのか、考えてみる。
■何を検索しているかの目的意識を持つ
検索リテラシーに関するコツの1つめは、ちゃんとした目的意識を持つことだ。
目的を持つことのメリットは、「どんな情報を集め、どんな情報を捨てるのか選ぶことができるようになる」という点だ。
人生のありとあらゆる局面で大事になる目的意識。
人生の目的なんてないよー、という人も、日々を楽しく過ごす、みたいな心がけをしながら生きているはずだ。
それを目的と言わず、なんと呼ぶべきか。
そう、目的とは生きている以上、すべての人間の、すべての行動を束縛していると言っていい。
そしてもちろん、検索もそうだ。
上の検索では、「検索 コツ」と調べることで、「検索能力の向上に役立ちそうな情報を集めて、実際に検索能力をあげよう」と思って行動していた。
だから検索能力向上に役立ちそうな情報をさらにピックアップして調べていった。
例えば、検索技術の向上につながりそうな「SAME 検索」や、検索の言葉選びに役立ちそうな「シソーラス」のことだ。
こんな風に、目的を持つことで「どんな情報を集め、どんな情報を捨てるのか選ぶことができるようになる」。
■基本的な予備知識
これは、自分が調べようとしているものに関する予備知識のことだ。
それがあるのとないのとでは、検索欄に打ち込むワードの質も上下してくるし、表示された結果から新しい検索を行う力も変わってくる。
たとえば上の検索でも、『Web of Science』について自分は知っていたから、すぐに「SAME 検索」がGoogleでは使えないことに気付いた。
このように、予備知識の有無が検索の手際などに大きくかかわってくる。
では、予備知識はどうやって身に着けるのか?
これについてはいろいろあるが、個人的には「Google検索を繰り返す」ことでも予備知識はたまっていくように思う。
(もちろんGoogle検索を繰り返すだけではなく、本を読んだり、友達の言っていた知らない言葉を、聞くのではなく調べてみたり、などといろいろある)
上での実践例だけでも、自分は「SAME 検索」の教訓や「シソーラス」について新しく予備知識を手に入れた。
次にシソーラスという単語がでてきたら、どういう意味合いかわかるので、他の知らない言葉に集中して意識を注ぐことができるだろう。
このように、予備知識というのは一朝一夕で身に着けるものではなく、常に積み上げていくものなのだ。
もしこれまでGoogle検索に苦手意識があって、あまりしてこなかったなら、これからはぜひ挑戦していってほしい。
日々の積み重ねがレベルアップへとつながり、最終的に大迷宮Googleを攻略するための最後のカギとなるのだから。
■予測する力
・検索結果を予測する能力
検索をより効率よく行うためのコツに、「検索の結果を予測する」ということもある。
例えば、上での例で「google SAME 検索 使い方」で検索を行った。
「使い方」が非常に使い勝手のいい組み合わせワードであることを知らなくとも、「使い方」を一緒に入れたほうが、よりよさそうな結果が得られそうなことを予想するということ。
このような能力も検索結果の質の向上には欠かせない。
検索には体系化された決まったノウハウがあるわけではないので、「このワードで検索すると、どういう結果がでるか?」を予測する姿勢は常に大事である。
・文中の単語の意味を予測する力
先ほどの検索では、シソーラスについてがそうだろう。
自分は「意味が同じような単語について表しているのかな?」と推測した。
そして今は、「検索 コツ」について調べてる最中で、検索能力の向上について興味を持っていた。
だからこそ、言葉選びの質の向上に関係しそうなシソーラスという単語に反応し、さらに検索を行った。
この、文中の単語の意味の推測については検索神トマジィ(実際に神話に出てきそうな名前でビックリする)も行っていることである。
検索結果からヒントを探す
検索結果の中に頻繁に出てくるキーワードがあります。
今回の場合はMK1634GAL。
どうやらこれがIpod classicに入ってるHDDの型番のようです。さっそくググってみますか?
[検索のコツ②検索エンジンの利用技術]
それについては、上で述べたNaverまとめでまとまっているので、そちらを参考にしてほしい。
[検索のコツ③役立つツール一覧]
■Ctrl+F
驚かずに聞いてほしい。
今すぐ「Ctrl + F」を押してみよう。
すると、右上に何か検索ボックスらしきものがでてこないだろうか?
(自分がWindows 7のGoogle chrome最新版使っているので、右上に出てきただけかもしれない。
場所はあまり関係ないと思われる)
これに目の前の画面で何か目についた単語を入力してみよう。
すると、文章中に色のついた部分が生じないだろうか?
これが文中の任意の文字列を表示できる機能である。
これは長文の中から目的の単語を見つける際に、とても役に立つのでぜひ使ってみてほしい。
■Googleで「××」を検索
Googleという迷宮において大事になるのが、「?」と思ったら検索を繰り返すことだ。
そこで頼りになるのが、『Googleで「××」を検索』という、右クリックからサクサクできる機能だ。
このように、気になる部分をドラッグして、右クリックすると検索まですぐ行ける。
非常にあっさりした機能だが、難解なページを読み解いている際に活躍するだろう。
インターネットエクスプローラでも右クリックでできたので(Googleではなくbingだったが)、どのブラウザでもできる機能なのだろう。
ぜひ使ってみてほしい。
■Google サジェスト
Google検索をした時に、下の方までスクロールしていくとたどり着く場所に、こんなのがあることを見たことがあるだろう。
これがGoogleサジェストというやつだ。
このGoogleサジェストは案外便利で、自分自身が思いつかなかったような言い替えの形を提案してくれるものだ。
過去に検索した人の検索キーワードを表示していて、検索センスのある人の言い回しがでていることも多い。
今回の場合、「ネット 検索能力」といった検索ワードはすぐには思いつかなかった。
そして実際、そっちで検索した方が良い情報が多かったように感じる。
これは4番目~8番目の検索結果だが、特に4と8は素晴らしかった。
(論文のようなものがあるが、あれはさっと目を通した程度。
検索のコツを知りたい場合、あまり意味がないかもしれないが、検索能力についての考察は興味深かった)
「自分が何か買うとき、本当に必要としている商品にたどり着くための検索方法」や「まったく知らないものを検索するときのノウハウ」
さらには、「仕事など、人生でとても重要なものを選ぶときの検索の利用法」まで。
かなり実用面で役立つ検索ノウハウなので、絶対読むべきである。
いや、読もう!!
ところで、上のGoogle検索方法の超基本の記事の後半で、とあるツールが使用されているのが確認できたが、そのツールの名称はどこにも書いていない。
「ネットの検索能力をあげたい!」と一心発起して、検索でたどりついた人には、不親切な設計かもしれない。
(もちろんこのサイトは、そのような検索によってたどりついた人を想定しているわけではないので、設計上問題はまったくない)
だが、逆に考えれば「このツールの名称が何かを調べてみたまえ」というチャレンジングな問いを検索者に投げかけているとも取れなくもない。
というか、この検索三柱神が1人ニャートがそこまで計算している可能性さえ考えられる。
さすが全知全能の検索三柱神である。
(たった今、トマジィ、ニャート、ナカムラを検索三柱神に定めた。
呼び捨てなのは気にしてはいけない。神に敬称は不要である。ただひざまずく敬けんな心さえあればよい。
あと、三柱神を決定したので、せっかくだから三柱神をすべる「天」を定めようと思う。
柱が地上にあるイメージなので、その上にある天ということである。
今日から検索天は『神様のメモ帳』のアリスということにする。
ちなみに、アリスは全知無能なので覚えておくように。
カッコの中なのに趣味丸出しの長文にしてしまって申し訳ないと思っている)
(「ネット検索力」がないと生涯賃金で差がつく時代(後編)ー情報の見極め方より引用)
さあ、検索で調べてみよう。
「検索 コツ」というキーワードでこのページに来て、検索能力を上げている最中の人には、見なれない言葉があるはずだ。
画面の中から自分の未知なる領域をえぐりだし、Googleという魔法を詠唱してみればいい。
答えは常に君の手の中にある。
[検索のコツ④根気を持って臨む]
この文章をここまで読んできたあなたならほとんど気にする必要はないと思うが、検索には根気が必要である。
調べて得られた情報に基づき、さらに次の検索ワードを考え、目的の達成のために調べ続ける。
Googleという迷宮は緊急脱出ボタンはどこにでもついているが、目的を達成して、出口から出るのは案外難しいのだ。
頑張るほかない。
You can do it!
[検索のコツ⑤文章で問いを立て、単語で検索する]
検索についていろいろ調べていると、文章で検索している人も少なからずいるようである。
文章検索は自分自身があまり試したことがないため、わからないのだが、あまり精度がよくない気がする。
実際にやってみよう。
今回の検索の目的は以下のとおりであり、目的で丸ごと検索してみる。
検索ワード「神様のメモ帳の良さが知りたい。さらに、ストーリーの構成のクオリティについても知りたい」
4番目からすでに神様のメモ帳の話題ではない。
あまりにも長文すぎて、検索結果がとてもひどかったので、もっと短くすることにする。
「神様のメモ帳の良さが知りたい」
上1つに良さが書いてありそうな気がするが、他のは微妙なようだ。
これを単語に区切った版を比べてみる。
「神様のメモ帳 良さ 知りたい」
上3つは良さが書いてありそうな部分になった。
というか、下の方にもいくつかあった。
このように、基本的には単語ごとに区切った方が、自分自身が目指す情報が手に入ることが多い。
というのも、上の検索の原理を思い出してほしい。
「検索ボックスに打ち込まれた言葉が書いてあるページや、その言葉が表すものが映っている画像や動画を表示する」
これが検索の基本原理だった。
なので、単語が塊となって文章で打ち込まれると、Googleとしては「文章」を探してしまうのだ。
なので、その「文章」と言い回しが微妙に違うもの、例えばヤフー知恵袋などで
「神様のメモ帳の良さってなんなんですか? ものすごく知りたいんですが」
と聞いている人の声も拾いづらくなってしまう。
だからこそ、基本的には単語での検索が望ましいのだ。
もし文章で検索してしまっていた人は、そこを直してみるといい。
Googleという迷宮の中に、あなたを導いてくれる小鳥が現れる。
[検索のコツ⑥言葉や言い回しは徹底的に言い換える]
さて、上の検索結果を見てもらうだけではわからないかもしれないが、神様のメモ帳の良さが伝わってくる記事は表示された中にはなかった。
下の方に降りていくといい記事はあったが、ではその記事を上に引っ張り上げるためにはどうすればいいだろうか?
ちょっと考えてみてほしい。
さて、今回の検索の目的は「神様のメモ帳の良さを知りたい。また、ストーリーの構成のクオリティについても知りたい」ということだった。
なので、キーワードをストレートに抽出して、「神様のメモ帳 良さ 知りたい」とした。
ただ、ここで考えを改めよう。
作品の良さなんて、結局誰かの「感想」に書いてあるだろうと。
ならば自分は、「神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成」と検索するべきなのではないか?
このように検索した結果がこちらだ。
そう、この記事だ、トップに引き上げたかったのは。
検索ワードは一度入れたフレーズにこだわる必要はない。
ゼロから再構築して発想を変えてしまっても大丈夫なのだ。
「『神様のメモ帳』感想 - 好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!」はとても素敵だった。
いろいろな人の感想に総合的にリンクを貼ってくれていたりして、まさしく1ページ見つけるだけでさまざまな角度の情報にめぐり合える場所だった。
作品への愛も素晴らしく、いい友達になれそうである。
そう、検索とは、ネット上でありながら人と人との強烈なつながりを生むものなのである。
[検索のコツ⑦邪魔な情報を取り除く]
もうこれ以上さらに深く掘る必要はなさそうな情報にたどり着いたので、止めてもいい所だが、邪魔な情報を取り除いてみよう。
どうやら神様のメモ帳はアニメが不評らしいことが分かった。
実際自分も、原作に比べてアニメはあまりよろしいとは言えないと感じた。
なので、アニメの評判について調べても、気分が悪くなるだけかもしれない。
そこで、「神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成 -アニメ」と検索してみると、アニメの情報を排除できる。
ただし、この時注意点がある。
検索三柱神ニャートの記事にも記載がある通り、「-アニメ」だと、原作の感想を書いている中で、アニメに言及している記事もはじいてしまう。
そこで
「原作 神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成」
「ラノベ(※神様のメモ帳はライトノベルというジャンルに属する) 神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成」
などと検索を試みたが、あまりいい絞り方はできなかった。
アニメ版の感想を書いている人でも「ラノベ原作の『神様のメモ帳』」といったフレーズで、普通に使っていたのだろう。
この辺のさじ加減は難しい所なので、根気よくやり続けるしかないだろう。
[検索のコツ⑧情報の発信者のことを予測する]
ある意味では、この「情報の発信者のことを予測する」こそが検索で最も重要なポイントと言ってもいい。
なぜなら、検索ワード選びは、結局のところ「情報の発信者のことを予測する」の項目で完結するからだ。
考えてみよう。
■情報の発信者の発信の仕方を予測する
『検索結果を予測する』の項目で言及した、「使い方」という単語の利便性を知らなくても、考えればわかるというやつがあった。
検索においては、「買い方」「治し方」など、「○○方」は基本的な検索技術だ。
しかし、考えてみてほしい。
例えば、「テレビの録画のやり方を知りたい」と思った時、それは誰かに教えてもらう必要がある。
たとえ取扱説明書だろうと、結局会社の人に教えてもらっているのは同じことだからだ。
つまり、相手はどうやってその情報を発信しようとしているか、意識する必要がある。
それを考えれば、必然的に「相手が使う言葉を意識して検索する」という姿勢が必要になってくる。
テレビの録画機能をどう使うかを教えてくれようとしている人がいて、その人がどういう言葉を使って伝えてくるか……。
自ずと答えは誰もが普段使いなれている「使い方」に近づいてくるだろう。
言葉や言い回しについても、「相手がどういう言葉を使って発信しているだろうか?」というのを意識すると、検索ワードを選びやすくなる。
たとえば、「検索 コツ」と「ネット 検索能力」を見てみよう。
どちらも、なんとなく同じことを調べようとしているように見える。
そして、これは偏見かもしれないが、なんとなく後者の方が、知識の多そうな言葉選びをしているように感じないだろうか?
「検索能力」というあたりとか。
つまり、「検索 コツ」「ネット 検索能力」だと、後者で出てくるものの方が、より知識が多い人が文章を書いていそうな雰囲気があるのである。
実際、記事のクオリティは後者の方がよかったと思う。
検索結果トップに検索三柱神の情報に至れるページが、前者は1つで後者は3つすべてだったのだから。
ほかにも、「神様のメモ帳 良さ 知りたい」という検索をしてみた。
ここで考えてほしいのは、
『「知りたい」なんて単語を入れて神様のメモ帳の良さを発信している人がいるだろうか?』
ということだ。
質問サイトでは、質問者が自分の思いを乗せながら質問文を書いているので、「知りたい」というフレーズがある可能性がある。
つまり、質問サイトが引っ掛かりやすい事が予想できる。
そして実際に上のスクリーンショットでも分かるように、引っ掛かっていた。
自分が求める情報の発信者が、どんな形で情報を発信しているかを予測すること。
検索でよい情報にめぐり合うためのコツの1つだ。
■習慣を知る
自分の知らない世界の習慣を知ること。
これは検索において非常に大事である。
これは検索三柱神のページでも紹介されている。
もっとも典型的な例は、トマジィが述べていた「型番」の話だろう。
ヤフオクなどのものを手にれるための取引市場では、「型番」を用いて表記する、という習慣を知っているかどうかが大事になる。
ほかにもニャートとトマジィ両者の記事で言及されているのが、「2chでの検索が役に立つ」ということだ。
こちらも2chという業界では商品情報などが頻繁に飛び交っている、という習慣を知っているかどうかで検索結果が違う。
つまり、
「自分の欲しい情報が提示されている場所がそもそもどこか? そして、そこの文章を書く癖などの習慣を知っているか否か?」
で大きく検索結果の差が違うのだ。
自分も何個か確かめてみたが、検索ワードの割に一番ディープな情報に近寄れた気がする検索結果をお示ししよう。
アニメのキャラクターの話だ。
知っている方もいるかもしれないが、『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむらのかわいさについて検索してみた。
目的は「暁美ほむらのかわいさについてパッションあふれる記述をしていそうなサイトを検索して楽しむ」ことにしよう。
パッションあふれるというのはここではあえて明確に記述しないが、つまりそういうことである。
ちなみに、だからって自分が暁美ほむら押しと思ってもらっては困る。
自分はキュゥべえ押しである。
(ただし、キュゥべえのゲスな部分は素直に嫌いである。
ペットだったら飼いたい)
さて、暁美ほむらについて検索してみよう。
まずは王道から検索する。
「暁美ほむら かわいい スレッド」
だいたい2chのスレッドという領域に熱いパッションがほとばしっていることが多いので、そうやって検索してみた。
(2chのほうがよかったかもしれない)
まあ、おおむねいい感じではないだろうか。
かわいい画像集もあり、極めて健全な感じがする。
『暁美ほむらはほむほむかわいい』というスレッドや「ほむほむかわいいよほむほむ」というサジェストに闇を感じなくもない結果となった。
ここで「ほむほむ」が愛称として使われていることが発覚したので、ぜひそれを使って検索してみよう。
そして、もう一歩深淵に至るためのキーワードを入れてみよう。
「ほむほむ かわいい ブヒィ スレッド」
『暁美ほむらちゃんとほむほむするスレ』や、Googleサジェストで新たに「ほむほむ パンツ」が加わった。
いい感じにパッションがあふれる結果ではないだろうか。
ちなみに、「ほむほむ パンツ」をクリックすると、あなたはさらなる深淵にいざなわれる。
ブヒィについては、何も書かないので検索してみてほしい。
「ほむほむ パンツ」に比べたら、そこまで深い闇ではない。
【検索力を上げるための遊戯を考案しよう】
これからの情報社会で生き抜いていくためにも、友と共に検索リテラシーをあげていく姿勢はとても大事だ。
その割に、検索は実に難しい。
多くの人がスマートフォンを手にしている時代で、手の中に検索がある状態なのに、その世界は非常に奥深い。
だからこそ、検索は遊戯にできる。
今度友達と遊んでみるのもいいかもしれない。
たとえば、検索結果の1ページ目を、○○という条件を満たすページでいっぱいにする、とか。
達成目標を変えればいろいろな遊びができそうである。
【検索のコツのまとめ】
長々と書いてきた検索のコツだが、ここでまとめてみようと思う。
まずは目次を設置しておくので、改めて見直したい場所があれば確認してみてほしい。
検索のコツについてまとめるのなら、
・見つけた情報をさらに活用するなど、根気よく検索を深め続ける。
・自分が求めている情報を発信している相手のことを考えて、相手が発信してくれている情報をキャッチできるように検索ワードを選ぶ。
という所に集約できると思う。
検索のコツというのは、これからの社会ますます必要になってくる力だ。
今は「コンテンツマーケティング」というのが進んでおり、公開できる範囲で、企業が持っている情報を全力で検索者に届けようとしている。
企業という専門家の知識にさえ、ネットで検索すればアクセスできるようになっているのだ。
ネットだけで手に入る情報は予想以上に多く、そして高品質になっている。
そういう情報に、検索リテラシーの有無だけでアクセスできる人が限定されるのはあまりにもおかしい。
もしこの記事が役に立ったなら、周りの人に検索リテラシーを高めてもらうためにもシェアをしてほしい。
では、皆さんの検索体験が向上することをお祈りしている。
答えは常にあなたの手の中にある。
最後に、今回の記事の中でお世話になったほかの読むべき記事についてもまとめておこう。
どれも素晴らしい記事なので、ぜひ参考にしてみてほしい。
ちなみに、この記事の文章や、Googleという迷宮などの雰囲気はこの記事をリスペクトしている(オマージュか?)。
この方が書くほかの記事もまた示唆に富んでいる。
特に、「結局、大事な情報は人がもっている」、という記事はとても役立つ。
実際自分もfacebookの情報は、現段階の自分が収集するべき情報が勝手にタイムラインに流れるよう、フォローする相手の調整をしている。
ぜひ読んでみてほしい。
まだ検索順位3位の記事はこちらである。
正直検索のコツを調べている人にはまったく役に立たないと思うが、興味が湧いた人がいれば見てくれると嬉しい。
自分の実際の検索の様子を示したのがこちら。
文章を読んだだけでは検索の感覚についてわからなかった人は、こちらを見てほしい。