お金の使い方がわからない? ならフェアトレードしてみます?
「お金の使い方がわからない……。お金ってどう使えばいいんだ……? なあ健介、教えてくれよ……」
この悩み、抱えている人にとっては本当に深刻ですよね……。
自分自身もあまりお金を使わないタイプなので、とてもよくわかります。
そこで今回は、お金を「フェアトレード認証商品」に使ってみることを提案します。
では目次です。
【フェアトレード認証とは?】
まず、フェアトレードとは何か? について触れておきます。
フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を、適正な価格で継続的に購入することにより、開発途上国の立場の弱い生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。
フェアトレードの定義 : フェアトレード・ラベル・ジャパン / Fairtrade Label Japan
上のサイトから引用したものです。
漢字とか色々すごくて、見づらくて申し訳ないです笑
なんとなく「開発途上国の人を助けるための、貿易の仕組みなんだなー」と分かってもらえれば大丈夫です。
ただ、このフェアトレードが実際なされているかどうか、それを消費者が知るのは簡単ではありません。
目の前の商品に、ICチップとカメラが埋め込まれていて、その商品が辿ってきたルートを確認できる。
そして、辿ってきたルートの途中にある工場をGPSで見てみると、認可済みの工場で生産されてるぞ、よし、使える!
なんてハイテクノロジーは、まだ実用化されていません。
ひょっとするとこれから、IoT(モノのインターネット)によって、実現できるかもしれませんが……。
とりあえず、現段階では、この商品がどこから来たのか、を消費者が追跡するのは難しいです。
難しいので、消費者の代わりに、「フェアトレードしているのを確認したので、大丈夫です!」と認証を与えてくれる。
それがフェアトレード認証です。
このマーク、どこかで見覚えがあるかもしれません。
これがフェアトレード認証マークであり、ちゃんとしたいい貿易をしています、生産者の事を思ってやっています、という証明です。
【何故お金を使う価値があるのか?】
フェアトレードの商品に対して、お金を使う価値は以下の2つがあります。
1.不当な労働をさせられていた、生産者の生活を改善する。
フェアトレード認証商品は、ほかの商品よりも、少し高い値段になっています。
他の商品よりも高くなった部分が、生産者の生活改善に充てられるのです。
2.多くの人がフェアトレードの商品を買うようになり、消費者全体がそのような思考になれば、フェアではないトレードをしている企業も、合わせてフェアにせざるを得なくなる。
この現象は、多くの消費者が賛同して、フェアトレード商品を買うようになれば、絶対に起こります。
ただ、その場合、今の値段で手に入っている物が、大いに値上がりする可能性があります。
会社としても、役員陣の給与カットなどをしなければならないでしょうし、消費者も、それ相応の生活へのダメージは負わねばなりません。
そこまでしてする価値があるのかどうか、それは、皆さんの判断基準に委ねられます。
皆さんはどう思いますか?
【トップや団体に関する記事】
ある活動を行っている団体を支援するかを決めるとき、大事になってくるのは、その団体がどういう信念で動いているか、だと思います。
その点で、ある組織のトップの見解や、組織として何を大事にしているか、を知ることは大いに意味があります。
フェアトレード認証団体について書いているような記事は、今まであまり見たことがありません(単純に自分の知識不足です)。
ただ、日本で有名なフェアトレードの会社『ピープルツリー』に関する本では、こういうものがあります。
ピープルツリー代表であるサフィアさんの自伝です。
自伝ということで、彼女の考えも結構載っているようです。
フェアトレード認定商品を買おうと考えてくれた方は、ぜひ押さえておきたい本です。
【ファンである自分の雑記】
[ピープル・ツリーのチョコレート紹介]
ピープルツリーのチョコレート、おすすめです!
個人的にはビター・レモンピールとかがおすすめですかねー、ピールがそのまま入っているんですが、その風味が非常にいい感じです!
自分もピープルツリーのチョコレートをいくつか食べたことがあるんですが、どれもチョコレートの味が濃いです。
なので、値段がちょっとかかりますが、普通のチョコレートより高い満足感を感じます。
しかも、5個ぐらいのブロックが繋がっているんですが、ブロックが結構大きいので、一口食べると満足なのです!
値段が高いというのも相まって、ゆっくりと消費しようという気持ちになるので、ダイエット効果もあるのではと睨んでいます笑
甘いものは好きだけど、最近ちょっとおなかが出てきた、という方!
この高めのチョコレートをおやつに据えてみると、無駄遣いが減るかもしれません。
[フェアトレード・ラベル・ジャパンのHP]
あと、フェアトレード認証をしている日本の団体のHPも紹介します。
フェアトレード・ラベル・ジャパン / Fairtrade Label Japan
フェアトレードのラベルがついている商品の紹介もありました。
一度見てみて、何を買うかの参考にしてみるといいかもしれません。
[『フェアトレードのおかしな真実』の本の紹介]
『フェアトレードのおかしな真実』という本を読んで紹介しました。
フェアトレード認証マークがこの世に存在する一方で、多くの商品はまだ、フェアトレード認証、ついていませんよね?
電子機器とかにフェアトレード認証マークがついているの、見たことありますか?
そうです、実は、フェアではないトレードがなされているものって、自分たちの身の回りに大量にあるんです。
そのような商品の原料を、どういう人が、どういう場所で、作ってくれているのか、生産の現場にいって確かめたのがこの本です。
かなり面白いので、ぜひお金の使い方がわからないなら、この本にも使ってみるのをお勧めします。
【紹介したものまとめ】
今回は、お金の使い方がわからない人に向けて、「フェアトレード認証商品」にお金を使ってみることを提案しました。
それにお金を使うのは以下のような価値があります。
1.生産者の生活が向上する。
2.多くの消費者の意思表示が集まることで、他の企業もフェアトレードに移行し始める。
また、2つの本を紹介しました。
後者の本に関しては、以下の記事で感想を書きました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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他にもたくさん、お金の使い方がわからない人への提案をまとめています。
ぜひご覧ください!