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ハイパーインフレによる財政破綻を懇切丁寧に説明します!

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 皆さんおはようございます、こんにちは? こんばんは!

 前回に引き続き、自分のような経済のけの字も知らない人に向けて、財政破綻について説明します!

 上の写真は前回も利用したんですが、今回も使っていくスタイルで。

 なんたってたたずむ少女が魅力的すぎじゃないですか? 地獄に舞い降りた天使的な? この子がいれば食料の配給とかなくても生きていける。

 ちなみに前回の記事はこちらです。

highishiki.hatenablog.com では今回の目次です。

 

【5.ハイパーインフレによる財政破綻

 これにはまずインフレというものの理解が必須になります。

 それについては下記の記事に書いてあるので、ぜひご参照ください。

 もしインフレについて既に知っておられるならば、この記事は読み飛ばしてもらって大丈夫です。

highishiki.hatenablog.com

 さて、歴史的に見るとハイパーインフレによる財政破綻は、戦争後に生じていることが多いです。

 第一次世界大戦後のドイツが有名ではないでしょうか。

ハイパーインフレーション - Wikipedia

 物価が1兆倍程度に膨れ上がり、とんでもない価格で物が取引されていた時代です。

 1兆倍というと、うまい棒が一本10兆円で取引されている時代という事ですね。

 どれだけ高級な材料で作ったんだレベルの価格帯です笑

 うまい棒フカヒレ味的な?

 包装がダイヤモンドでできていてもおかしくない次元ですね……。

 さて、そんな異常事態が発生してしまったのなら、当然ながら何故そうなったのかが気になります。

 ハイパーインフレは多くの場合、国家がお金を刷りすぎた場合に生じます。

 ここからはドイツのハイパーインフレを例に出します。

 お金を刷りすぎたことで、どうやってとんでもないインフレが生じてしまうのか、解説しようと思います。

 ただ、とりあえず意識しておいてほしい事が一点あります。

「解説の図を作ってみたはいい物の、これが実際にドイツで、この流れで起きたのか確証がない」という点です。

 自分はハイパーインフレの事を理解するうえで、とりあえず『ハイパーインフレの悪夢』という本を参考にしました。

 しかしまあ、これがなかなか曲者で笑

 この本はハイパーインフレが起こると、どういう形で社会に影響を与えていくかを克明に描き出しています。

 ハイパーインフレの中で荒んでいく国民の心や、青天井で上がり続ける物価。

 様々な事件がハイパーインフレとどう関係していたのか、などがすごい情報量で書かれています。

 このように素晴らしい本なのですが、ちょっと欠点がありました。

 一つは政治家が財政政策をことごとくミスる様が、もう冗長と言っても差し支えないレベルで大量に書いてある点。

(財政とインフレの関係を理解している人が、ドイツにいなかったのも、インフレが進みすぎた要因の一つのようです)

 二つ目は、結局どういう構造でハイパーインフレが起こっているのか、見えづらいという事です。

 なので、解説の図で起きたことが実際にドイツで起きたのか、は定かではないというのを一つ断っておきます。

 ただ、以下の思考実験でわかるのですが、この流れでもハイパーインフレは起こるので、それで許してほしいです><

 まず最初の図。

 

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 この中で矢印はものとお金の流れを示しています。

 割り当てられている数字は、その順番で出来事が起きたことを示しています。

 まず忘れないでほしいのは、ドイツは戦争中であり、「戦時飢餓」が発生していた事です。

 やはり戦争中なので、国民の食糧などの供給量は少ないです。

 その一方で、政府には軍需産業にお金を突っ込む必要がありました。

 と言っても、当時はお金の運用の仕方も含めて、政府ではなく軍部がその権力が握っていたようですが。

 その辺の事情もあり、政府は軍需産業にお金を突っ込んでいきます。

 すると軍需産業はうるおい、それにより商品の増産などがどんどん可能になり、利益が増えていきます。

 そうすると労働者に流れる賃金が増えます。

 戦時飢餓にあえいでいた労働者が、お金を使ってパンをはじめとする生活必需品を買えるようになります。

 ここで忘れないので欲しいのが、上の図ではパンしか書けませんでしたが、生活必需品すべて!

 すべての業者に対してお金が流れていっていて、図で示されているよりもはるかに多くの業者が、政府が大量に刷ったお金の影響を受けているという事です。

 そして当然一般人であるパン屋は考えます。

 たくさん売れるので、もっと値段をあげてもまあ売れるだろうと。

 そして次の図です。

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 パンが値上がりしました。

 それに合わせてという訳ではないですが、賃金も同時に上がっていきます。

 こうなると、小麦を作っている人たちが、「上の地域のパン屋が潤ってるから、上に卸しまくれば価格をあげれるんじゃね?」と考えるのは自然です。

 そういう訳で、小麦は上の地域へ卸す前提で価格を設定します。

 すると、下の地域、つまり政府の資金注入の影響が来ていない場所でも、パン屋が値上げせざるを得なくなります。

 こうなると、下側の労働者はどうしようもありません。

 賃金の上昇が起きることもなく、ただ値上がりするパンを眺めるばかり。

 右下の労働者の生活は崩壊しはじめます。

 『ハイパーインフレの悪夢』で記述されている所によると、このあたりの人たちは中産階級と呼ばれる人たちのようです。

 中産階級の人たちがどういうライフスタイルなのかは、見逃したのかもしれないですが分からなかったです……><

 ただ、労働をせずとも、割と悠々自適な生活をできるぐらい、そこそこに裕福だった家庭というイメージです。

 違ったらごめんなさい……!

 また、中産階級の人と同時に教師のような、物を生み出すわけではなかった人たち。

 そういう人も、この値上がりに追い付いていけませんでした。

 このような状況が繰り返されていきますが、ある時起こるのが次のフェーズです。

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 ある時、物価の上昇に賃金の上昇が追い付かない時が出てきます。

 今まで物価の上昇が後手に回っていたのに、突然賃金の上昇を上回るのには様々な要因があります。

 値上げに次ぐ値上げで、生活必需品を作る人たちの感覚は、この頃には麻痺しているでしょう。

 上の図のような金の動きの原理を深く考えず、断続的、定期的に行われてきた値上げを今度も行う。

 それが当然だと思っている人たちもいるはずです。

 今までの値上げ習慣が抜けない、惰性による値上げですね。

 そういう人たちが特に何も考えず、労働者の賃金上昇よりも速いペースで値上げを行う、という可能性は十分にあり得ます。

 そういう人がある程度塊で出現するとどうでしょう。

 ここで商品価格をあげてしまうと、賃金上昇よりも速いペースで物価上昇を起こしてしまう。

 そうすると、労働者の生活事情が苦しくなってしまう、と分かっている人たちにも生活があります。

 家族の生活を守ることを優先するならば、心を鬼にし速いペースの物価上昇に合わせる、という選択も当然あります。

 パン屋で書かれている心理的恐怖、とはそういう事です。

 そういう状況になると、いよいよ物価上昇のスピードが加速します。

 そうすると労働者は生活がどんどん困窮するので、次は企業に賃金上昇を促すストライキを仕掛けます。

 すると工場の動きは麻痺し、例えばそこが生活必需品以外の物を作っていたら、供給が止まります。

 供給が少なくなり生活必需品以外に関しても、どんどん値上げがスタートしていくことでしょう。

 そして企業側はしぶしぶ賃金上昇に応じます。

 何か作り続けなければ結局利益が上がらず、上層部の人も含めて、全員お金が手に入らなくなるからです。

 そして賃金上昇が達成されると、また物価をあげていいと考える人が出てきます。

 このいたちごっこに陥り、いよいよ物価と賃金がどんどん上がります。

 政府は無限に金を刷り続けています。

 というのも、ドイツは戦争で勝った国への賠償金の支払いのためにも、お金を刷らざるを得ない状況でした。

 賃金の金額に上限があるなどという事もなく、物価と賃金が双方に引き上げあう、無限のループに入ります。

 そしてある時、パン屋は思います。

「なんか札束を100枚渡されて、100万マルク(ドイツの通貨の単位です)取引とか馬鹿馬鹿しいよな……。通貨取引、止めます。物々交換にします」

 これにて終焉、金でしか労働の対価を受け取れない労働者の生活は、崩壊します。

 これがドイツで生まれた、ハイパーインフレによる財政破綻です。

 戦争など、色々な要因が複雑に絡まって生じたインフレだったので、これが、この形がそっくりそのまま、日本で再現されることはないと思いますが……。

 とりあえず、これが発生した要因をできる限り深堀して、整理してみます。

1.戦時飢餓は大きいと思います。

 生活必需品の需要が伸びやすい環境がもともとあって、物価上昇のループが始まりやすかった。

 一方、日本は現在食べ物を捨ててしまうほど、食料品の供給が過剰です(これは正直大問題です!!)。

 この辺の供給が異様に落ちる段階に入らない限り、生活必需品の物価上昇段階には入らないと思います。

 なので、すぐにハイパーインフレは起こらない?

2.戦争に伴って発生することが多い、というハイパーインフレですが、それは紙幣の発行が、戦費調達などでルーズになりやすいからです。

 紙幣の発行に制限がなくなれば、いつでもこのような状況は生じえます。

3.そもそも、お金を刷りすぎるデメリットが把握されていなかった。

 今はドイツや、第二次世界大戦後の日本などもあり、ある程度その危険性が把握されています。

 なので、無謀な紙幣発行は行われないと思いますが……。

 うむー、複雑すぎて謎なんですが、まあこんなところでしょうか……。

 なので個人的な見解としては、ドイツほどのハイパーインフレが日本で起こる、ということはないと考えていますが……。

 正直に言うと、ちょっと勉強してみて思ったのは「経済の難しさや複雑さは尋常ではない」というのが本音です。

 日本でも前例のないハイパーインフレや、見たことのない経済現象が起きてくるかもしれませんね……。

 ちなみに前回紹介した記事に載っていた、IMFの介入については、要するに国債がどーんと溜まったり、ハイパーインフレになったりして国がヤバい。

 ただ、それらが表面化していなかっただけで、事態にIMFが気付いたので介入した。

 というだけだと思うので、この二つさえわかっていれば、財政破綻については理解できるのではと思います。

 

【6.財政破綻にどう備えるのか?】

 まあ結論から言うと、「自分で何かを生産する能力を手に入れるか、生産する能力を持つ親友を手に入れるか」ってところですかね……。

 正直に言いますと、財政破綻にどう備えるのかと言われても……。

 まあ、うーん、お金の価値がいくら落ちても大丈夫なよう、実物を作れるようにしておきましょう、野菜とか……?

 あと、日本円の価値が下がっていくのなら、外国の通貨にして所有しておきましょう。

 ぐらいの事しか自分には言えないと言いますか……。

 『日本 破綻 資産』と検索したらいろいろ出てくるので、それを参考にしてみるべきかもしれないですね……。

 ただ、一つだけ感じたのは、もっと投資、経済と人間心理の事について、深く知っておくべきだなあ、とは思いましたね。

 この3つの中で、今からどれを勉強しておくべきかと言えば、個人的には後者の人間心理だと思いますが。

 まず経済は正直今のシステムがあり得ないぐらい複雑です。

 自分には今の経済は、軽々しく学べないものにしておき、少数の人間が利益をあげやすくしているだけに見えます笑

 これを社会人の方がけなげに今から学ぶ、というのは時間がかかってしまいます。

 仮にそれにチャレンジし、時間をかけて経済を理解したとしましょう。

 その知識を運用して財政破綻に備える、という事になると、投資を使う事になると思います。

 そうなると次は投資の勉強をする、とかの話になってしまいますし。

 それに比べ、後者の人間心理は結構とっつきやすいです。

 しかも財政が破たんした時でも、野菜などを作れる人と仲良くなれれば、その人に扶養してもらえます笑

 提案こそ冗談めいていますが、ドイツのインフレ時に人々の心を捉えたのはヒトラーでした。

 彼が類まれなる人間心理を操る天才だった事は、よく知られています。

 そんな壮大な国家転覆などはしなくてもいいので笑

 野菜を作ってくれている近くの人と仲良くするため、人間心理を知っておくのはいいのでは笑

 読んでいただきありがとうございました!
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