【見ろ】Google検索のコツ?ほしけりゃくれてやる。情報の迷宮のすべてをここに書き残した。
「すべての人はGoogleを手にした時、万物を知るための絶対なる名器を得たと思った。
しかし、それで万物を知ることができるのは、ごく一部の限られた人間でしかないことが明らかになった」
Googleについてはこんな名言が残されている。
誰が言ったのか、そのすべてはなぞに包まれている。
ただ一言言えるのは、自分が30秒程度考えればこのレベルの名言らしきものは生み出せるということだ。
この記事では、Googleという迷宮を解き明かし、万物に迫りたいすべての人と共に、その奥深い世界を探索するコツについて学んでいきたい。
と言っても自分はまだ、Googleを扱いこなせるほどの卓越した検索力は持ってはいない。
しかし、少なくとも「Google検索は面白くない」と思っている人よりは、高い検索能力を持っているかもしれない。
そこで、自分自身がもてる最大限の知識をもって、Googleという迷宮を攻略するためのヒントを提供したい。
ともに目指そう、Google検索の更なる高みを。
(ちなみに、この記事はWindows PCを扱う人を対象にしている。
なので、時々macやスマホには当てはまらない記述が出てくるかもしれない。
ただ、この記事を読み終わったころには、自分で検索能力を向上させるための下地が整っている。
Googleという迷宮に乗り出してみよう)
【検索の原理を知る】
最初にGoogle検索の原理を知っておこう。
検索者なら、
「検索ボックスに打ち込まれた言葉が書いてあるページや、その言葉が表すものが映っている画像や動画を表示する」
程度に思ってもらえれば大丈夫だ。
そして、検索結果一覧にでてくるページの説明文の中で検索した文字列が太字になって表示される。
以上が非常に簡単な検索の原理だ。
これを知れば、Googleという迷宮に挑むための基礎的な準備は整った。
ではGoogleという迷宮の中に歩みを進めていこう。
【まずは検索してみよう】
何はともあれ、まずは検索をしてみよう。
その検索を行う中で、学べそうなところがあればぜひ学んでいってほしい。
まずは、「検索 コツ」と書いて検索してみよう。
どんな情報が転がっているのか、非常に見ものだ。
トップに来たのは「Googleでの検索のコツ」を差し置いて、Naverまとめである。
相変わらず作ればトップに出てくるNaverまとめ。
だが、つい最近行われたGoogleの検索アルゴリズム(検索結果の順位を決めるシステムみたいなもの)の変更(J-CASTニュースより)でまとめサイトは窮地に立たされている。
これからの立ち回りが気になるところである。
ではさっそくこのまとめを見てみよう。
どうやら、検索の技術に関することを記述しているようだ。
NOT検索
除外したいキーワードの前に「-」を入れる。
例:「香川 -香川真司」
こうすると主に香川県の情報が主に出てきます
Yahoo!Japan、Google共に同じ。
確かに勉強になる技術もある。
あるにはあるが……「検索 コツ」で検索している人に対する回答として、自分は首をかしげざるを得ない。
そうやって検索している人は、
「検索するときに、たどり着きたい情報にたどりつくための、うまいキーワードをひねり出したりすることができないな……」
みたいな悩みを抱えているのではないだろうか?
それに対する解決策としては、あまり適切とは思わない。
実際自分がこの記事を書き始めた動機も、そういう情報を「検索 コツ」で検索した人に届けたいと思ったからだ。
この記事では、徹底的に「検索のコツ」に対して答えを提供していきたい。
さて、次に注目したいのがこの記事だ。
【検索神に遭遇した】というやつだ。
この記事は事前に知っていたので、どこかで紹介しようと思っていたが、やはり検索上位に来ている。
このページはぜひ自分で見てチェックしてほしい。
さらに言えば、【検索神に遭遇した】ページの下の方にある検索神からの返信もチェックしてみよう。
とても参考になる素晴らしい内容だ。
さらに、ここで検索神の下、東大の検索のコツページの概要も見てほしい。
◇1回の検索で終わらせないで、キーワードをいろいろ変えて再検索.
◇最初に入力するキーワードは少なく。広く浅く検索⇒検索
このページの重要なポイントは、書いてある内容が明らかに上の「検索技術」系とは異なりそうなことが分かるという点だ。
今まではやれNOT検索だ、やれAND検索だ、と検索技術ばかり提示していた。
しかしこれは、「検索のやり方」っぽいことを提示しようとしていることが読み取れる。
こうやって、今までの系統とは違う系の情報を提示しようとしてくれているサイトを見ると、1つの物事を多角的に捉えることができて良い。
ちょっと東大の検索のコツについて書かれているページを開いてみた。
すると、以下の2つの新しい情報をゲットできた。
・SAME 検索
順番に見ていこう。
まずはSAME検索だ。自分は存在さえ知らなかった。感激である。
使い時を考えてみる。
例えば「お金 SAME 使い方 SAME わからない」と検索した場合を見てみよう。
こうすれば「お金」と「使い方」と「わからない」が同じセンテンス(文章)に入っているのが検索されるはずだ。
されなかった。Googleはクソだ。
となりそうだが、早まってはいけない。
こういう時こそGoogle検索の出番なのだ。
「google SAME 検索 使い方」
この使い方がわからない時に、「使い方」とセットで検索するのは定番のテクニックだ。
しかし、検索してみたが、NOT検索のような一般的らしきものは出てくるが、SAME検索は見当たらなかった。
わずかな希望にかけて、「SAME 検索」と検索してみた。
情報が多すぎると、逆に変な情報を拾ってくることもありえるからだ。
そして、結果はこんな感じだった。
一番上に出てきたところをクリックしてみた。
検索演算子とか何かわからないかもしれないが、概要に「NOT」などと書いてある。
なので、今まで調べてきた情報と似たものであることは想像がつく。
そして中を見て、ふと気づいた。
よくページタイトルに注目してみてほしいのだが、『Web of Scinece』となっている。
そしてSAME検索の事実を知ったのは、東大のページだった。
何やら、科学的なことと絡んでいるのではないか?
ここから「Web of Scienceとは」などと検索していくと、答えにたどり着けるだろう。
しかし、ここでは先に答えを書いてしまおう。
『Web of Science』とは、検索すればわかるが、論文などの文献のデータベース(情報の集まっている場所みたいな感じ)である。
よく見ると、先ほどの画像でもデータベースという単語が下に見える。
そしてこのデータベースは、論文なども検索もできる。
つまるところ、これは「論文などの検索データベースでSAME検索を使うと」という話だったのだ。
自分は早とちりして、NOTなど似ているものがGoogleでも使えたので、SAMEもGoogleで使えると思ってしまった。
結果、使えないことが分かった。
1つ勉強である。
検索はこのように知らないものに積極的にチャレンジし、まだ見ぬ大地へと足を踏み入れていく行為である。
Googleという迷宮の壮大さを感じていただければ嬉しい。
ちなみに、なぜ「お金 使い方 わからない」で検索したのかというと、この検索結果の3番目の『お金の使い方がわからない人への、たった1つの処方箋』は自分のページだからである。
まあ3位だよって自慢である。
(ただしよく検索されるキーワードってわけでもないのですごくない)
さて、試しに「検索 コツ」から始まって検索を深めているだけだったが、いろいろと大変な道のりであった。
まだもう1つ凶悪なキーワードが東大のpdfには眠っているというのに。
下のを見てほしい。
これは東大のpdfを見た時に獲得した、2つ目の良い情報である。
シソーラスというのがでてきた。
「著者がどのことばを使っているかわからない……」というコメントがあるので、
「同じ意味の言葉」を表している単語かな? と推測ができる。
実際どうかわからないので、検索してみよう。
「シソーラスとは」
今回は3番目を参考にしてみた。
どうやら、
シソーラスとは、言葉を同義語や意味上の類似関係、包含関係などによって分類した辞書、あるいはデータベースのことである。
らしい。
要は言葉の関係性を表したデータベースということだろうか。
元から単語自体は知っていたが、ふむ、初めてちゃんとした意味を知った(おい)。
検索の際は、言葉の関係性は非常に重要になってくる。
例をあげてみると、東京にあるおいしいレストランを知りたい人がいたとする。
彼は東京が日本に存在していることを知っているので、極端な話だと「日本 おすすめ レストラン」などと検索するかもしれない。
しかし、当然ながら日本では範囲が広すぎる。
上の図で「上位語」というワードが出てくるので、日本は東京の上位語と言えるだろう。
このように、どれくらい細かく自分が情報を調べたいかによって、言葉の選び方は変わってくる。
どの言葉を選べばぴったりの検索結果を呼び出せるのか、その人の実力が問われるところだろう。
【検索のコツ】
自分の検索に付き合っていただきありがとう。
その流れの中で何か学べることがあれば幸いだが、いかんせん流れに沿って検索しただけなので、まとまりがない。
さらにそこだけでは述べることができなかった項目も満載だ。
ここからは、Googleという迷宮を攻略するために要求される、さまざまなコツを紹介する。
これを読んだ人の検索体験が少しでも向上し、良い情報にたどり着けるようになり、人生をもっと歩みやすくなれば幸いである。
[検索のコツ①検索に必要なリテラシー]
自分自身的確な意味はつかめていないが、「適切に運用する能力」みたいな意味だろうか。
情報リテラシーなどといった使われ方をする。
検索に関しても、このリテラシーがあるかないかがとても大事である。
では具体的にどんな能力が必要なのか、考えてみる。
■何を検索しているかの目的意識を持つ
検索リテラシーに関するコツの1つめは、ちゃんとした目的意識を持つことだ。
目的を持つことのメリットは、「どんな情報を集め、どんな情報を捨てるのか選ぶことができるようになる」という点だ。
人生のありとあらゆる局面で大事になる目的意識。
人生の目的なんてないよー、という人も、日々を楽しく過ごす、みたいな心がけをしながら生きているはずだ。
それを目的と言わず、なんと呼ぶべきか。
そう、目的とは生きている以上、すべての人間の、すべての行動を束縛していると言っていい。
そしてもちろん、検索もそうだ。
上の検索では、「検索 コツ」と調べることで、「検索能力の向上に役立ちそうな情報を集めて、実際に検索能力をあげよう」と思って行動していた。
だから検索能力向上に役立ちそうな情報をさらにピックアップして調べていった。
例えば、検索技術の向上につながりそうな「SAME 検索」や、検索の言葉選びに役立ちそうな「シソーラス」のことだ。
こんな風に、目的を持つことで「どんな情報を集め、どんな情報を捨てるのか選ぶことができるようになる」。
■基本的な予備知識
これは、自分が調べようとしているものに関する予備知識のことだ。
それがあるのとないのとでは、検索欄に打ち込むワードの質も上下してくるし、表示された結果から新しい検索を行う力も変わってくる。
たとえば上の検索でも、『Web of Science』について自分は知っていたから、すぐに「SAME 検索」がGoogleでは使えないことに気付いた。
このように、予備知識の有無が検索の手際などに大きくかかわってくる。
では、予備知識はどうやって身に着けるのか?
これについてはいろいろあるが、個人的には「Google検索を繰り返す」ことでも予備知識はたまっていくように思う。
(もちろんGoogle検索を繰り返すだけではなく、本を読んだり、友達の言っていた知らない言葉を、聞くのではなく調べてみたり、などといろいろある)
上での実践例だけでも、自分は「SAME 検索」の教訓や「シソーラス」について新しく予備知識を手に入れた。
次にシソーラスという単語がでてきたら、どういう意味合いかわかるので、他の知らない言葉に集中して意識を注ぐことができるだろう。
このように、予備知識というのは一朝一夕で身に着けるものではなく、常に積み上げていくものなのだ。
もしこれまでGoogle検索に苦手意識があって、あまりしてこなかったなら、これからはぜひ挑戦していってほしい。
日々の積み重ねがレベルアップへとつながり、最終的に大迷宮Googleを攻略するための最後のカギとなるのだから。
■予測する力
・検索結果を予測する能力
検索をより効率よく行うためのコツに、「検索の結果を予測する」ということもある。
例えば、上での例で「google SAME 検索 使い方」で検索を行った。
「使い方」が非常に使い勝手のいい組み合わせワードであることを知らなくとも、「使い方」を一緒に入れたほうが、よりよさそうな結果が得られそうなことを予想するということ。
このような能力も検索結果の質の向上には欠かせない。
検索には体系化された決まったノウハウがあるわけではないので、「このワードで検索すると、どういう結果がでるか?」を予測する姿勢は常に大事である。
・文中の単語の意味を予測する力
先ほどの検索では、シソーラスについてがそうだろう。
自分は「意味が同じような単語について表しているのかな?」と推測した。
そして今は、「検索 コツ」について調べてる最中で、検索能力の向上について興味を持っていた。
だからこそ、言葉選びの質の向上に関係しそうなシソーラスという単語に反応し、さらに検索を行った。
この、文中の単語の意味の推測については検索神トマジィ(実際に神話に出てきそうな名前でビックリする)も行っていることである。
検索結果からヒントを探す
検索結果の中に頻繁に出てくるキーワードがあります。
今回の場合はMK1634GAL。
どうやらこれがIpod classicに入ってるHDDの型番のようです。さっそくググってみますか?
[検索のコツ②検索エンジンの利用技術]
それについては、上で述べたNaverまとめでまとまっているので、そちらを参考にしてほしい。
[検索のコツ③役立つツール一覧]
■Ctrl+F
驚かずに聞いてほしい。
今すぐ「Ctrl + F」を押してみよう。
すると、右上に何か検索ボックスらしきものがでてこないだろうか?
(自分がWindows 7のGoogle chrome最新版使っているので、右上に出てきただけかもしれない。
場所はあまり関係ないと思われる)
これに目の前の画面で何か目についた単語を入力してみよう。
すると、文章中に色のついた部分が生じないだろうか?
これが文中の任意の文字列を表示できる機能である。
これは長文の中から目的の単語を見つける際に、とても役に立つのでぜひ使ってみてほしい。
■Googleで「××」を検索
Googleという迷宮において大事になるのが、「?」と思ったら検索を繰り返すことだ。
そこで頼りになるのが、『Googleで「××」を検索』という、右クリックからサクサクできる機能だ。
このように、気になる部分をドラッグして、右クリックすると検索まですぐ行ける。
非常にあっさりした機能だが、難解なページを読み解いている際に活躍するだろう。
インターネットエクスプローラでも右クリックでできたので(Googleではなくbingだったが)、どのブラウザでもできる機能なのだろう。
ぜひ使ってみてほしい。
■Google サジェスト
Google検索をした時に、下の方までスクロールしていくとたどり着く場所に、こんなのがあることを見たことがあるだろう。
これがGoogleサジェストというやつだ。
このGoogleサジェストは案外便利で、自分自身が思いつかなかったような言い替えの形を提案してくれるものだ。
過去に検索した人の検索キーワードを表示していて、検索センスのある人の言い回しがでていることも多い。
今回の場合、「ネット 検索能力」といった検索ワードはすぐには思いつかなかった。
そして実際、そっちで検索した方が良い情報が多かったように感じる。
これは4番目~8番目の検索結果だが、特に4と8は素晴らしかった。
(論文のようなものがあるが、あれはさっと目を通した程度。
検索のコツを知りたい場合、あまり意味がないかもしれないが、検索能力についての考察は興味深かった)
「自分が何か買うとき、本当に必要としている商品にたどり着くための検索方法」や「まったく知らないものを検索するときのノウハウ」
さらには、「仕事など、人生でとても重要なものを選ぶときの検索の利用法」まで。
かなり実用面で役立つ検索ノウハウなので、絶対読むべきである。
いや、読もう!!
ところで、上のGoogle検索方法の超基本の記事の後半で、とあるツールが使用されているのが確認できたが、そのツールの名称はどこにも書いていない。
「ネットの検索能力をあげたい!」と一心発起して、検索でたどりついた人には、不親切な設計かもしれない。
(もちろんこのサイトは、そのような検索によってたどりついた人を想定しているわけではないので、設計上問題はまったくない)
だが、逆に考えれば「このツールの名称が何かを調べてみたまえ」というチャレンジングな問いを検索者に投げかけているとも取れなくもない。
というか、この検索三柱神が1人ニャートがそこまで計算している可能性さえ考えられる。
さすが全知全能の検索三柱神である。
(たった今、トマジィ、ニャート、ナカムラを検索三柱神に定めた。
呼び捨てなのは気にしてはいけない。神に敬称は不要である。ただひざまずく敬けんな心さえあればよい。
あと、三柱神を決定したので、せっかくだから三柱神をすべる「天」を定めようと思う。
柱が地上にあるイメージなので、その上にある天ということである。
今日から検索天は『神様のメモ帳』のアリスということにする。
ちなみに、アリスは全知無能なので覚えておくように。
カッコの中なのに趣味丸出しの長文にしてしまって申し訳ないと思っている)
(「ネット検索力」がないと生涯賃金で差がつく時代(後編)ー情報の見極め方より引用)
さあ、検索で調べてみよう。
「検索 コツ」というキーワードでこのページに来て、検索能力を上げている最中の人には、見なれない言葉があるはずだ。
画面の中から自分の未知なる領域をえぐりだし、Googleという魔法を詠唱してみればいい。
答えは常に君の手の中にある。
[検索のコツ④根気を持って臨む]
この文章をここまで読んできたあなたならほとんど気にする必要はないと思うが、検索には根気が必要である。
調べて得られた情報に基づき、さらに次の検索ワードを考え、目的の達成のために調べ続ける。
Googleという迷宮は緊急脱出ボタンはどこにでもついているが、目的を達成して、出口から出るのは案外難しいのだ。
頑張るほかない。
You can do it!
[検索のコツ⑤文章で問いを立て、単語で検索する]
検索についていろいろ調べていると、文章で検索している人も少なからずいるようである。
文章検索は自分自身があまり試したことがないため、わからないのだが、あまり精度がよくない気がする。
実際にやってみよう。
今回の検索の目的は以下のとおりであり、目的で丸ごと検索してみる。
検索ワード「神様のメモ帳の良さが知りたい。さらに、ストーリーの構成のクオリティについても知りたい」
4番目からすでに神様のメモ帳の話題ではない。
あまりにも長文すぎて、検索結果がとてもひどかったので、もっと短くすることにする。
「神様のメモ帳の良さが知りたい」
上1つに良さが書いてありそうな気がするが、他のは微妙なようだ。
これを単語に区切った版を比べてみる。
「神様のメモ帳 良さ 知りたい」
上3つは良さが書いてありそうな部分になった。
というか、下の方にもいくつかあった。
このように、基本的には単語ごとに区切った方が、自分自身が目指す情報が手に入ることが多い。
というのも、上の検索の原理を思い出してほしい。
「検索ボックスに打ち込まれた言葉が書いてあるページや、その言葉が表すものが映っている画像や動画を表示する」
これが検索の基本原理だった。
なので、単語が塊となって文章で打ち込まれると、Googleとしては「文章」を探してしまうのだ。
なので、その「文章」と言い回しが微妙に違うもの、例えばヤフー知恵袋などで
「神様のメモ帳の良さってなんなんですか? ものすごく知りたいんですが」
と聞いている人の声も拾いづらくなってしまう。
だからこそ、基本的には単語での検索が望ましいのだ。
もし文章で検索してしまっていた人は、そこを直してみるといい。
Googleという迷宮の中に、あなたを導いてくれる小鳥が現れる。
[検索のコツ⑥言葉や言い回しは徹底的に言い換える]
さて、上の検索結果を見てもらうだけではわからないかもしれないが、神様のメモ帳の良さが伝わってくる記事は表示された中にはなかった。
下の方に降りていくといい記事はあったが、ではその記事を上に引っ張り上げるためにはどうすればいいだろうか?
ちょっと考えてみてほしい。
さて、今回の検索の目的は「神様のメモ帳の良さを知りたい。また、ストーリーの構成のクオリティについても知りたい」ということだった。
なので、キーワードをストレートに抽出して、「神様のメモ帳 良さ 知りたい」とした。
ただ、ここで考えを改めよう。
作品の良さなんて、結局誰かの「感想」に書いてあるだろうと。
ならば自分は、「神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成」と検索するべきなのではないか?
このように検索した結果がこちらだ。
そう、この記事だ、トップに引き上げたかったのは。
検索ワードは一度入れたフレーズにこだわる必要はない。
ゼロから再構築して発想を変えてしまっても大丈夫なのだ。
「『神様のメモ帳』感想 - 好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!」はとても素敵だった。
いろいろな人の感想に総合的にリンクを貼ってくれていたりして、まさしく1ページ見つけるだけでさまざまな角度の情報にめぐり合える場所だった。
作品への愛も素晴らしく、いい友達になれそうである。
そう、検索とは、ネット上でありながら人と人との強烈なつながりを生むものなのである。
[検索のコツ⑦邪魔な情報を取り除く]
もうこれ以上さらに深く掘る必要はなさそうな情報にたどり着いたので、止めてもいい所だが、邪魔な情報を取り除いてみよう。
どうやら神様のメモ帳はアニメが不評らしいことが分かった。
実際自分も、原作に比べてアニメはあまりよろしいとは言えないと感じた。
なので、アニメの評判について調べても、気分が悪くなるだけかもしれない。
そこで、「神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成 -アニメ」と検索してみると、アニメの情報を排除できる。
ただし、この時注意点がある。
検索三柱神ニャートの記事にも記載がある通り、「-アニメ」だと、原作の感想を書いている中で、アニメに言及している記事もはじいてしまう。
そこで
「原作 神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成」
「ラノベ(※神様のメモ帳はライトノベルというジャンルに属する) 神様のメモ帳 感想 ストーリー 構成」
などと検索を試みたが、あまりいい絞り方はできなかった。
アニメ版の感想を書いている人でも「ラノベ原作の『神様のメモ帳』」といったフレーズで、普通に使っていたのだろう。
この辺のさじ加減は難しい所なので、根気よくやり続けるしかないだろう。
[検索のコツ⑧情報の発信者のことを予測する]
ある意味では、この「情報の発信者のことを予測する」こそが検索で最も重要なポイントと言ってもいい。
なぜなら、検索ワード選びは、結局のところ「情報の発信者のことを予測する」の項目で完結するからだ。
考えてみよう。
■情報の発信者の発信の仕方を予測する
『検索結果を予測する』の項目で言及した、「使い方」という単語の利便性を知らなくても、考えればわかるというやつがあった。
検索においては、「買い方」「治し方」など、「○○方」は基本的な検索技術だ。
しかし、考えてみてほしい。
例えば、「テレビの録画のやり方を知りたい」と思った時、それは誰かに教えてもらう必要がある。
たとえ取扱説明書だろうと、結局会社の人に教えてもらっているのは同じことだからだ。
つまり、相手はどうやってその情報を発信しようとしているか、意識する必要がある。
それを考えれば、必然的に「相手が使う言葉を意識して検索する」という姿勢が必要になってくる。
テレビの録画機能をどう使うかを教えてくれようとしている人がいて、その人がどういう言葉を使って伝えてくるか……。
自ずと答えは誰もが普段使いなれている「使い方」に近づいてくるだろう。
言葉や言い回しについても、「相手がどういう言葉を使って発信しているだろうか?」というのを意識すると、検索ワードを選びやすくなる。
たとえば、「検索 コツ」と「ネット 検索能力」を見てみよう。
どちらも、なんとなく同じことを調べようとしているように見える。
そして、これは偏見かもしれないが、なんとなく後者の方が、知識の多そうな言葉選びをしているように感じないだろうか?
「検索能力」というあたりとか。
つまり、「検索 コツ」「ネット 検索能力」だと、後者で出てくるものの方が、より知識が多い人が文章を書いていそうな雰囲気があるのである。
実際、記事のクオリティは後者の方がよかったと思う。
検索結果トップに検索三柱神の情報に至れるページが、前者は1つで後者は3つすべてだったのだから。
ほかにも、「神様のメモ帳 良さ 知りたい」という検索をしてみた。
ここで考えてほしいのは、
『「知りたい」なんて単語を入れて神様のメモ帳の良さを発信している人がいるだろうか?』
ということだ。
質問サイトでは、質問者が自分の思いを乗せながら質問文を書いているので、「知りたい」というフレーズがある可能性がある。
つまり、質問サイトが引っ掛かりやすい事が予想できる。
そして実際に上のスクリーンショットでも分かるように、引っ掛かっていた。
自分が求める情報の発信者が、どんな形で情報を発信しているかを予測すること。
検索でよい情報にめぐり合うためのコツの1つだ。
■習慣を知る
自分の知らない世界の習慣を知ること。
これは検索において非常に大事である。
これは検索三柱神のページでも紹介されている。
もっとも典型的な例は、トマジィが述べていた「型番」の話だろう。
ヤフオクなどのものを手にれるための取引市場では、「型番」を用いて表記する、という習慣を知っているかどうかが大事になる。
ほかにもニャートとトマジィ両者の記事で言及されているのが、「2chでの検索が役に立つ」ということだ。
こちらも2chという業界では商品情報などが頻繁に飛び交っている、という習慣を知っているかどうかで検索結果が違う。
つまり、
「自分の欲しい情報が提示されている場所がそもそもどこか? そして、そこの文章を書く癖などの習慣を知っているか否か?」
で大きく検索結果の差が違うのだ。
自分も何個か確かめてみたが、検索ワードの割に一番ディープな情報に近寄れた気がする検索結果をお示ししよう。
アニメのキャラクターの話だ。
知っている方もいるかもしれないが、『魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむらのかわいさについて検索してみた。
目的は「暁美ほむらのかわいさについてパッションあふれる記述をしていそうなサイトを検索して楽しむ」ことにしよう。
パッションあふれるというのはここではあえて明確に記述しないが、つまりそういうことである。
ちなみに、だからって自分が暁美ほむら押しと思ってもらっては困る。
自分はキュゥべえ押しである。
(ただし、キュゥべえのゲスな部分は素直に嫌いである。
ペットだったら飼いたい)
さて、暁美ほむらについて検索してみよう。
まずは王道から検索する。
「暁美ほむら かわいい スレッド」
だいたい2chのスレッドという領域に熱いパッションがほとばしっていることが多いので、そうやって検索してみた。
(2chのほうがよかったかもしれない)
まあ、おおむねいい感じではないだろうか。
かわいい画像集もあり、極めて健全な感じがする。
『暁美ほむらはほむほむかわいい』というスレッドや「ほむほむかわいいよほむほむ」というサジェストに闇を感じなくもない結果となった。
ここで「ほむほむ」が愛称として使われていることが発覚したので、ぜひそれを使って検索してみよう。
そして、もう一歩深淵に至るためのキーワードを入れてみよう。
「ほむほむ かわいい ブヒィ スレッド」
『暁美ほむらちゃんとほむほむするスレ』や、Googleサジェストで新たに「ほむほむ パンツ」が加わった。
いい感じにパッションがあふれる結果ではないだろうか。
ちなみに、「ほむほむ パンツ」をクリックすると、あなたはさらなる深淵にいざなわれる。
ブヒィについては、何も書かないので検索してみてほしい。
「ほむほむ パンツ」に比べたら、そこまで深い闇ではない。
【検索力を上げるための遊戯を考案しよう】
これからの情報社会で生き抜いていくためにも、友と共に検索リテラシーをあげていく姿勢はとても大事だ。
その割に、検索は実に難しい。
多くの人がスマートフォンを手にしている時代で、手の中に検索がある状態なのに、その世界は非常に奥深い。
だからこそ、検索は遊戯にできる。
今度友達と遊んでみるのもいいかもしれない。
たとえば、検索結果の1ページ目を、○○という条件を満たすページでいっぱいにする、とか。
達成目標を変えればいろいろな遊びができそうである。
【検索のコツのまとめ】
長々と書いてきた検索のコツだが、ここでまとめてみようと思う。
まずは目次を設置しておくので、改めて見直したい場所があれば確認してみてほしい。
検索のコツについてまとめるのなら、
・見つけた情報をさらに活用するなど、根気よく検索を深め続ける。
・自分が求めている情報を発信している相手のことを考えて、相手が発信してくれている情報をキャッチできるように検索ワードを選ぶ。
という所に集約できると思う。
検索のコツというのは、これからの社会ますます必要になってくる力だ。
今は「コンテンツマーケティング」というのが進んでおり、公開できる範囲で、企業が持っている情報を全力で検索者に届けようとしている。
企業という専門家の知識にさえ、ネットで検索すればアクセスできるようになっているのだ。
ネットだけで手に入る情報は予想以上に多く、そして高品質になっている。
そういう情報に、検索リテラシーの有無だけでアクセスできる人が限定されるのはあまりにもおかしい。
もしこの記事が役に立ったなら、周りの人に検索リテラシーを高めてもらうためにもシェアをしてほしい。
では、皆さんの検索体験が向上することをお祈りしている。
答えは常にあなたの手の中にある。
最後に、今回の記事の中でお世話になったほかの読むべき記事についてもまとめておこう。
どれも素晴らしい記事なので、ぜひ参考にしてみてほしい。
ちなみに、この記事の文章や、Googleという迷宮などの雰囲気はこの記事をリスペクトしている(オマージュか?)。
この方が書くほかの記事もまた示唆に富んでいる。
特に、「結局、大事な情報は人がもっている」、という記事はとても役立つ。
実際自分もfacebookの情報は、現段階の自分が収集するべき情報が勝手にタイムラインに流れるよう、フォローする相手の調整をしている。
ぜひ読んでみてほしい。
まだ検索順位3位の記事はこちらである。
正直検索のコツを調べている人にはまったく役に立たないと思うが、興味が湧いた人がいれば見てくれると嬉しい。
自分の実際の検索の様子を示したのがこちら。
文章を読んだだけでは検索の感覚についてわからなかった人は、こちらを見てほしい。
移転しました。
移転しました。
移転しました。
移転しました。
お金の使い方がわからない人に知ってほしい「自己投資術」!
「お金の使い方がわからにゃい? んなもんキャットフードも自由に選んで投資できにゃい猫に聞いて、答えが得られると思ってんじゃねえぞこんにゃろー」
皆さんもお金の使い方がわからないから、猫に答えを求めて、冷たくあしらわれたことがあるでしょう。
もっとましなキャットフードをあげれば、猫が答えを教えてくれるかもしれませんが、ここにも答えはあるのでご安心ください!
ここではお金の使い方がわからない人に向けて、「自己投資」という考え方について書いておきます。
【お金と時間】
「お金と時間の関係? お前、伝説の名言『Time is monyaa』を知らにゃいのか? これだから人類ってやつは……」
猫業界では有名な「Time is monyaa」ですが、人間界では広く「Time is money」として知られています。
まず最初に押さえておきたいのは、お金と時間は同じくらい(というか時間の方が)貴重だということです。
例えば目の前に無料のスマホゲームがあったとしましょう。
そのスマホゲームはいくらやってもお金は出ていかないので、素晴らしくお得な感じがします。
しかし、その時間をもっと、自分自身の身になることに使うことができていれば?
ゲームが終わって、ふとそう考える人も多いのではないでしょうか?
そういう「自己投資」にしっかり時間を使えるようになるために、意識すべきことを書いておきます。
【そもそも自己投資とは何か?】
「自己投資とはにゃにか……。それは己というものの資産価値をあg……zZZZ」
自己投資とはなんなのか、猫の手も借りる思いで猫にたずねたら、そのまま寝られてしまうこともあったはずです。
猫は人間とは別の高位な次元にいて、「自己投資とは何か?」という問いを非常につまらなく感じてしまいます。
そのため、答えてくれないことが多いです。
なので代わりに僕が書いておきます。
自己投資とは、「社会に今必要とされているスキル、あるいはこれから必要となるスキルを的確に判断し、学ぶこと」です。
ちなみに、経営者にとっての自己投資は「社会がこうあるべきだと思い描き、それの実現のために必要なスキルを的確に判断し、学ぶこと」です。
20個ぐらいの経営者や起業家の話を聞いてきた僕が感じただけですが。
前者との違いは、「社会に対する理想」の有無です。
どちら型の自己投資をするかは、価値観の差でしかないので、どちらが優れているとかはありません。
ただ、自己投資をする場合、どんなシーンでも必要なのは、「社会を広くとらえる視野」です。
その視野がない状態でやみくもに自己投資をしても、的外れになってしまう可能性が高いです。
なので、その視野を身に着けるために、社会で起きている変化の先端(最先端ってほどではない)を知るべきだと思います。
それがまず最初にすべき自己投資でしょう。
社会の変化の先端を知る際にオススメしたいのは、NewsPicksというアプリです。
これは経済に特化したニュース共有サービスで、世界で変革を起こしている人たちの情報がばんばん流れてきます。
有名どころではGoogleとかAmazonとかfacebookとかAppleとかです。
ここで情報を仕入れておくと、この先の世界で何が必要とされるのか、だいぶ見えてくるようになります。
的確な「自己投資」を行うために、ぜひチェックしておきましょう。
【自己投資のやり方】
「お金の使い方がわからにゃい? にゃにを言っているんだ、俺はもう自己啓発セミニャー23個目だぜ? 今日のテーマは……『食の奴隷とされる猫。完全食としてのキャットフード』か……興味深いテーマだにゃ……」
皆さんも自己啓発セミナーの最前列に超優秀な猫が鎮座している所を見たことがあるでしょう。
彼(彼女?)のような振る舞いをするためには、どのようなことを意識すればいいのでしょうか?
それは次の2点かな、と思います。
・所属するコミュニティを考える
・自分の好きな所からスキルを広げる
[1.所属するコミュニティを考える]
まず最初にすべきことは「所属するコミュニティを考える」ということでしょう。
上の例で挙げたスマホゲームの話に戻ってみましょう。
スマホゲームは、「自分が好きだから」というより、「周りがやっているから」みたいなことを重視してやっている人も、一定以上いるでしょう。
そういう人は所属すべきコミュニティを間違えているかもしれません。
自分が所属するコミュニティは「自分が楽しいとのめり込めることを共有できる場所」であるべきです。
なので、「別に好きでもないけど、周りに合わせて時間や金を消費している」という生活をしている人は、生活を見直すところから入りましょう。
週に1日でもいいので、別のコミュニティを探しに行くことをおすすめします。
自分自身の趣味や、好きなことと適合性の高いものを愛するコミュニティを見つけることで、投資をするための条件が1つ整います。
[2.自分の好きな所からスキルを広げる]
所属するコミュニティを考え直した後で、意識すべきことは
「自分の好きな領域から、社会に今必要とされているスキル、あるいはこれから必要となるスキルを的確に判断し、学ぶこと」
です。
社会は常に変化し続けているので、必要とされる能力は領域によって異なります。
逆に言えば、必要とされているスキルにも多様性があり、「自分が鍛えようと思えて、さらにこれから社会で必要とされる能力」というものが絶対にあります。
そういうものを、所属するコミュニティの中で全力で磨いていきましょう。
上で出ていた、好きでもないアプリゲームをしていた人の例を見てみましょう。
彼はアプリゲームより、家庭用据え置きゲーム機で遊ぶのが好きで、そのコミュニティを見つけたとします。
そして彼はそのコミュニティに所属しました。
これだけでは自己投資にはつながりません。
大事なのは、好きなことについて学びを得られる環境に所属した後、何を学ぶか、です。
ゲーム分野で行けば、例えばyoutuberの実況の研究をしてみる、ということをし始めると自己投資できていると言えます。
動画で楽しませてくれる凄腕Youtuberは、間違いなく社会で一定の地位を築いています。
なので、彼らのことを研究することで、「Youtubeという社会で今必要とされているスキル」を抽出して理解することができるでしょう。
あるいは、「将来的に必要になりそうなスキルを想像して、見つけ出す」こともできるかもしれません。
他にも、BBQやダイビング、スカイダイビングなどのレジャー体験が好きな人がいたとします。
そういう人は会社に入って、もうその趣味を磨いていくことができない、悲しい想いをするでしょう。
しかし、例えばasoview!という企業の運営コミュニティに、何らかの形でかかわっていけるよう努力すれば、レジャーに相当深くかかわる仕事ができます。
今まではすでにコミュニティが存在している場合でした。
しかし、こういうコミュニティがなければ、自分で切り開いて作っていくのもいいんです。
自分も「大学生が社会問題とか、そういう重めのテーマを、カジュアルに語れる場を作りたい」みたいな感じの発想から、そういう場を作ったりもしました。
実際asoview! もyoutuberもNewsPicksも、何も存在しない無の状態から生まれてきた流れです。
彼らにできて皆さんにできないわけはありません!
やってみちゃいましょう!
[3. そのスキルをアウトプットする]
学習したことを用いて行動する、これが一番大事ですよ!
自己啓発本とか読んでいる人も、全員そうなんですが、結局行動が伴っていないから残念な結果に終わりがちなんだと思います。
行動して失敗すれば、なぜ失敗したのか? を問うことになります。
そうすると、本を読んだり、学習するだけでは見えてこない部分が見えてくるようになります。
それを繰り返すことで、徐々に行動の精度が上がり、より高い成果を出せるようになってくる。
とにかく、学びを実行に移すことがとても大事です!
ここがないとすべてが水の泡なので注意しましょう!
[Ex. 社会貢献と自己投資]
自己投資が社会貢献にさえ繋がっていくと、相当気持ちいいものがあります。
なので、自己投資と社会貢献を繋げるコツをここで書いてみます。
と言っても、上で書いたことを応用しているだけで、
「社会貢献性が高そうで、かつ自分が好きで、さらにこれから社会で必要とされる能力」
を見つけ出し、鍛えればいいわけです。
asoview! などは、元から楽しさがある、レジャーという体験を、さらに体験しやすくしたという点で、楽しさを強化するサービスです。
もちろんこのサービスも世界には必要であり、素晴らしい社会貢献です。
しかし、この世界には現在の状況が「マイナス」のものもあります。
日本だけで見ても、「少子高齢化」「失業」「自殺」「子どもの貧困」「ホームレス」などなど。
マイナスであるからこそ、それをゼロやプラスに持ってくるのは、かなり大きな価値があります。
できれば多くの人が、この「マイナスをゼロにする」というものに関わっていってほしいと思っています。
上で書いてきた「所属するコミュニティへの意識」と、そこで「必要とされる知識を身に着ける」のコツさえ押さえれば、必ず「マイナスをゼロにする」領域でも、自分がやる価値があると思える領域にめぐり合えるはずです。
【投資の費用対効果】
「投資の費用対効果? そんにゃのどうでもよくにゃい?」
超越者である猫は費用対効果なんて気にする必要はないのですが、凡庸な人類である僕たちは費用対効果を気にした方がいいです。
と言っても、 自己投資に対する費用対効果の測定は、僕もまだ全然わかっていないので、深いことは言えません。
「これぐらい時間を使ってyoutuberの研究をしたが、どれくらい自身のネタ構築力はアップしたか?」
ぐらいの考察はする価値がありますが、数値にまで落とし込んで測定するのは難しいでしょう。
この項目で伝えておきたいのは、長期的に使う「モノ」に対して、変にケチったりせず、費用対効果を計算してみよう、ということです。
高性能の寝具を買う場合のことについて考えてみましょう。
寝具を買って睡眠の質をあげることで、日中に出せる成果が上がるなら、これは広い意味で自分への投資と言えるでしょう。
こういう時には少し計算をしてみると、それに投資する価値があるか見えてきます。
例えば、皆さんが8万円のマットレスをお試しで使ってみました。
素晴らしい眠りが得られて、一切昼寝しなくても起き続けられるようになったとしましょう。
口コミによれば、どうやら3年程度で消耗してしまい、買い替えなければならないようです。
一方で、2万円のマットレスは睡眠の質が改善されることはなく、昼寝を1時間ぐらい取らないといけないマットレスです。
消耗も特に気にならないので、2万円でずっと使い続けられます。
この2つの物を計算で比べてみましょう。
2万円と8万円のマットレスが、1日換算するとどれくらいの価格差なのか計算してみます。
前者と後者の価格差は6万円です。
そして3年間は、3×365=1095日存在することになります。
この数字で割ると、だいたい1日当たり54円の価格差が出ていることになります。
ただ、後者のマットレスは毎日昼寝1時間を要求されるので、時給換算すると800円ぐらいの損失をしていると考えられます。
そう考えれば、1日当たりで750円ほど、前者の素晴らしいマットレスの方が、費用対効果が良いということになります。
このように、長期にわたって使うグッズについては、費用対効果を計算で出すことができるので、そこを意識して買うものを選ぶ方がいいでしょう。
【自己投資の質の向上法】
「あ? がん飛ばしてんじゃにゃーぞおい。つぶすぞ。自己投資の質の向上法? んにゃもん自分で考えろや、ググれカス」
う……なんて冷たいのこの子は……。
自己投資の質の向上を目指して、マイルドヤンキーな猫に質問して玉砕した人は、統計によれば年間5400人ほどいると言われています。
皆さんの涙ぐましい努力に報いるために、自己投資の質を向上させるための方法をご紹介します。
自己投資の質の向上を行うためのもっとも効率的な方法。
それは、「経営を学ぶこと」です。
「経営学を学べ」とかそういうことではなく、生きた経営ですね。
事業をどう大きくしていくかとか、どの事業に集中し、どの事業を捨てるのか、とかそういう経営感覚。
そこを学ぶことが、自己投資の質の向上に大きく効いてきます。
というのも、会社の経営と自分自身の自己投資とは全く同じだからです。
会社は自社の限られた資金をいかに効率よく活用して、これからの時代を捉え、あるいはこれからの時代を創る事業を構築するかを考えます。
自己投資は、限られた貯蓄をいかに効率よく活用して、これからの時代を捉え、あるいはこれからの時代を創るスキルを体得するかを考えます。
こう見ると会社の運営と自己投資というのは、非常に類似していることが分からないでしょうか?
少し違うことがあるとすれば、会社は何十人、何千人の集まりなので、経営判断を下した人自身がやりたくないことでも、他の人と協調して実現することができます。
一方で、自己投資の場合、自分が下した判断は自分でやるので、もっとも費用対効果が高い方法でも、やりたくないことはさすがにできません。
つまり、自己投資ではやりたいことと費用対効果のちょうどいい部分を選びぬく、バランス感覚が必要です。
また、企業経営については採用という非常に難しい行為がありますが、自己投資では特にありません。
この辺が相違点でしょうか。
ただ、会社の経営判断で常に行われる「選択」という行為は、自分自身が何にお金を使うか、という「選択」と非常に似ているんです。
なので、自己投資の質の向上を目指したい人は、経営について勉強するのがとても良いと思います。
【まとめ】
お金の使い方がわからない人に向けて、「自己投資術」を紹介してみました。
この記事で書いたのは以下の通りです。
・自己投資とは、「社会に今必要とされているスキル、あるいはこれから必要となるスキルを的確に判断し、それを学ぶこと」です。
・自己投資のやり方としては、
1.所属するコミュニティを考える、
2.自分の好きな所からスキルを広げる、
]3.そのスキルをアウトプットする、
といったやり方がいいかなと思います。
・できれば社会貢献できそうな分野で、自己投資してほしいなあ、という願望があります笑
・長期的に使うモノに関しては、費用対効果を計算し、使うかどうかを選びましょう。
・自己投資の質の向上を目指す際は、生きた経営について学びましょう。
今回記事の中で紹介したものを振り返っておきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
面白ければシェアなどとお願いします!
写真素材に関しては『ぱくたそ』というフリー画像素材サイトからお借りしました。
この猫シリーズは、猫といっしょに住める不動産を中心に取り扱うcrowncatという会社とのコラボ写真でした。
猫好きの方はぜひチェックしてみてください!
ちなみにこのページでは、お金の使い方がわからない人に向けて、さまざまなお金の使い道を提案しています。
自己投資として役立つかもしれない本も紹介しているので、参考にしてみてください!
お金の使い方がわからない? ならライティングを学びましょう!
「お金の使い方がわからないよおおおあひょひょおほるべぇいす……」
皆さんもお金の使い方がわからないから、気持ち悪いぐらい発狂してしまうことがあると思います。
そんな皆さんに朗報です。
今回はお金を『沈黙のWebライティング』に使ってみることをおすすめします。
では目次です。
- 【お金の使い方がわからないなら本を読もう!】
- 【何故お金を使う価値があるのか?】
- 【対話するWebライティング――本の紹介】
- 【文章や文体】
- 【感想】
- 【SEOに関する記事】
- 【自分の雑記】
- 【紹介したものまとめ】
【お金の使い方がわからないなら本を読もう!】
お金の使い方は人によって様々ですよね。
ファッションに使っている人もいれば、ペットに使っている人もいて。
ゲームに使う人もいれば、プラモデルに使う人もいる。
様々な候補がありますが、その中でも、お金の使い方がわからない人におすすめしたいのは、本を読むことです。
内容にさえ興味があれば、本は結構読み進めることができるものです。
しかも、読むと新しい考えが手に入り、視野が広がります。
視野が広がれば、さらにお金を使いたい分野が見えてきて、お金の使い方がわからない状態からの脱出に繋がります。
なのでお金の使い方がわからない皆さんが、興味を持てる本を紹介できるよう頑張るので、よろしくお願いします!
【何故お金を使う価値があるのか?】
この本を買って読むことによって、ライティングの基礎知識を徹底して学ぶことができます。
さらに、この本はライティングする際、「読み手を意識する必要性がある」と何度となく訴えてきます。
この「相手への意識」を、常に考慮に入れなければならない仕事をしている人、全員が読んでためになると思います。
皆さんの中に、ブログを書いている方はいるでしょうか?
あるいはこれから書いてみよう、機会があったら書いてみようと思っている方。
それ以外にも、webページの作成など、常に「相手への見やすさ」を追求しなければならない仕事をしている方。
あるいは、接客業など、「相手がどうしたら喜んでくれるのか?」を意識しなければならない仕事をしている人。
そういう人にこそ、読んでほしいです。
何かを伝える時の基本ですが、相手に見やすく、また相手が興味を持てる形で提示しなければ、文章は読んでもらえません。
そういう「読んでもらえる文章」を書くために必要な知識が、いっぱい詰まっているのがこの本です。
文章を何も意識せず書き綴っているだけでは、押し付けになるだけ。
だから相手に分かるような形で、相手も納得できるような形で、調理して提示する。
そういう方法論の基礎を、この本では学ぶことができます。
だからこそ、お金の使い方がわからないなら、買って読む価値があるものです。
【対話するWebライティング――本の紹介】
ライティングは対話だ。
『沈黙のWebライティング』なんてタイトルになっているが、これは全くの嘘だ。
沈黙していては始まらない。
ライティングとは、画面の向こうにいる読者と、ただひたすらに対話することだからだ。
自分の文章を書き、その先にいる読者に何かを届けるとき。
自分はその読者の心を読む「読者」でなければならない。
相手はどんな情報を欲しているのか? そもそもどんなきっかけでここを訪れてくれたのか? 他に困っていることはないか?
それらを丁寧にひも解きながら、自身が相手に提供できる、最大最高の情報を書き綴る。
それがライティングであり、読者と対話するということだ。
この本ではそれを学ぶことができる。
そしてさらにもう一つ、この本を読んで学べることを伝えなければならない。
自分が非常に心にとめたポイントだ。
それは「相手と自分の知識の水準は違う事を、常に意識しなければならない」ということだ。
自分が当たり前だと思っていることは、相手にとっての当たり前ではない。
むかし学校で、数学ができる子と、できない子がはっきりと分かれていた頃。
数学ができる子はよく「どこがわからないのかわからない」と言っていたものだ。
そう、そこには常に、知識の水準の基本的な差があった。
だから、自分自身の勝手な、自分が普段使う語彙ではなく、相手が理解できる言葉を選んで、物事を伝えなければならないのだ。
これは普段のコミュニケーションでも意識しなければならない、非常に重要なことだ。
これに気付かせてくれた本書は、間違いなく素晴らしい良書だろう。
ぜひ、一人でも多くの人に読んでほしい。
【文章や文体】
これ、相当分厚いですが、ほぼ会話形式で描かれた物語で、かたい本を読むような難しさは全くないです!
物語の部分が80%ぐらいを占めています。
もちろん物語の中で、ライティングの基礎を学んでいける形になっています。
そして、各章の最後に、その中で出てきた様々なライティングの知識が復習できるよう、見通しよくまとめがある感じです。
あと、時々出てくる主人公の設定が不思議すぎて笑えます笑
40kg のノートパソコン持ち歩いてたりするし笑
筋肉がすごすぎてタイピングするだけで通常のパソコン破壊してしまうし笑
大半が物語ということや、笑える謎設定が次々に飛び出してくることなどの要因があって、相当読み進めやすいです。
おすすめです。
【感想】
この本の内容を備忘録的にまとめておきます。
自分自身覚えておきたいことだらけなので。
ただ、ここに書いてある情報が断片的で伝わりづらく、「読者と対話する気あんのかよ!?」となってしまう方もいるかもしれません。
著作物なので、その辺はわかってください……!
読めば超クリアに分かるので!!
Q. 何故SEO(Search Engine Optimization。検索エンジン最適化。Googleとかの検索の際に、上位表示されるように工夫を凝らすこと)を意識したライティングが必要なのか?
A1.検索してやってくるので、SNSに比べて、「その情報を必要としている人」が来やすい。
A2. ???(全部開陳してしまうと著作権的にあれなので、伏せておきます笑! これが知りたければぜひ読んでください笑!)
Q. 検索ユーザーにとって利便性が高いコンテンツとは?
A. 考えろ!! ただ、様々な角度から考えられる、ということだけ伝えておかねば。
情報の信頼性や、網羅性、見やすさ、などなど。
利便性は色々な角度から向上させることができる。
Q. 検索してくる人は、どういう想い(検索意図)を持って検索してくるのか?
それを知りたいです!
A1. Googleキーワードプランナーで関連キーワードを取得する。
A2. A3. ????
A4. Googleであるキーワードで検索してみて、上位ページ10個を分析し、どういう事が書いてあり、それが検索者のどういう検索意図に答えているのか考える。
Q. USPとはなんですか?
A. Unique Selling Proposition。自分自身が相手に、何かメッセージを伝えたい時、競合との差別化を図れるポイント。
旅館の場合、「老舗」だけだと、他にも長年続いた旅館はあるので、他の老舗と区別できない。
なので、USPを工夫する必要がある。
Q.USPはどうすれば工夫できますか?
A1. 競合にまねされにくいポイントを選ぶ、or 作り出す。
A2.???
Q. USPを設定しておくことでどういうメリットがありますか?
A1. ???
A2. 色々な場所で紹介されやすくなる。
A3. コンテンツの方向性がぶれなくなる。
Q. 比較コンテンツ(いろんなものを紹介して比較する)を作る時、どういう事に注意すると読者が読んでくれますか?
A1. 客観的に紹介する。
例えば、比較されているものすべてのUSPを明らかにし、どれも良い所がある、といった誠実な比較の仕方をする。
A2. 論理や根拠を誰もが納得できる形で示す。
Q. 文章を読んでもらうために必要な視点はなんですか?
A1. 相手が納得できる感情表現を入れ、「あ、自分と似てるなー、この発言。なるほど、自分が読む価値があるんだな」と、このコンテンツを読むと自分自身のメリットがあることを知覚させる。
A2. ???
A3. 冒頭文で伝えたいことをまとめる。
Q.文章を書く際に意識しなければならないない「システム1」と「システム2」とはなんですか?
A. ???
Q. システム1に配慮した文章作成のポイントはなんですか?
A1. ???
A2. ???「普段使わない漢字は開くべき」
A3. 「この」「その」「あの」などの指示代名詞を減らす。
A4. 箇条書きで要点を整理する。
例えば、数字を用いて「3つの項目について説明します」みたいに書いておく。
すると、読み手は「3つ覚えればいいのか」という心理状態になり、負担が小さくなる。
A5. ???
A6. いらない言葉や表現をカット。
A7. ???
A8. ???
A9. ???
A10. ???
A11. 漫画的な演出を意識する。
ここまでとてもすごい情報量で記載してきましたが、これでも本書で公開されているノウハウの半分にも満たない程度です。
それぐらい有益な情報であふれているので、お金の使い方がわからない人で、情報発信をしている人はぜひ読むべきです!
【SEOに関する記事】
ライティングに関する記事ではないですが、SEOについて参考になるサイトがあるので、ご紹介しておきます。
そもそも『沈黙のWebライティング』自体が、SEOに適したライティングノウハウが詰まっている本なので。
(SEOに適したライティングっていうのは、グーグルに評価されやすい文章=読者への読みやすさや、情報の多さなどを意識したライティングです)
個人的なイメージですが、バズ部はかなり平易な文章で書かれているイメージです。
なので幅広い人に非常に分かりやすいと思います。
SEO ラボは分析的な属性が強いイメージがあります。
ただ、色々な角度からSEOが分析されていて、非常に興味深いです。
バズ部は初心者から上級者まで誰でも、SEOラボは中級者から上級者向けって感じでしょうか?(あくまで自分のイメージです)
そして忘れてはいけないのはこちら。
『沈黙のWebライティング』の前作である『沈黙のWebマーケティング』という本の公式サイトですね。
このサイトを読めば、『沈黙のWebライティング』がどういう雰囲気の作品なのか、一発で分かるのでお勧めです。
このサイトのストーリーが面白いと感じ、そこで得られる知識を非常に興味深く読める人は、『沈黙のWebライティング』や『沈黙のWebマーケティング』を読んでみることを強くオススメします。
【自分の雑記】
お金の使い方がわからない方、少しはこの本にお金を使う価値が見いだせたでしょうか?
しかし、この本にはまだ欠かすことができない2つの面白みがあるのです。
・どんな時でも役立つ
・ぱくたそとのコラボ
についても触れておきましょう。
[どんな時でも役立つ]
『沈黙のWebライティング』で培った視点はどんな時でも役に立ちます。
例えばそれは、作曲のシーンでも。
soundcloudで公開されている『Eternal Writing』という曲です。
この本の中で述べられている「ライティングの本質」を歌でつづった、素晴らしい一作です。
とりあえず、この曲の格好よさがすごいですよね。
この格好よさも実は『沈黙のWebライティング』を読めば、ある程度出せるものなんです。
『沈黙のWebライティング』の中で、
「SEOに強い記事をライティングするためには、上位表示を狙っているキーワードで、現在上位表示されているサイトを調べて、何故そのサイトが上位なのかを分析しろ」
というアドバイスがあります。
それを曲に当てはめれば、
「格好いい曲を作るためには、格好いいと評価されている曲を調べて、何故その曲が格好いいのかを分析しろ」
ということです。
この曲は作曲の際に、格好いいメロディが人気の原因になっている曲を、何曲か分析していると思うんです。
そして、こういうメロディに載せれば、格好よくて、多くの人が耳に心地いいと感じる曲になるんだろうな、というのを見抜いて作ってます。
このように、どんなシーンでも『沈黙のWebライティング』で培った視点は使えるんですよね。
素晴らしく汎用性の高い知識をありがとう。
そしてこの美女ありがとう。
よい目の保養になりました。
[ぱくたそとのコラボ]
『沈黙のWebライティング』はぱくたそともコラボしています。
そのコラボも、ネタ的要素が満載で非常に面白いです。
ちなみに「ぱくたそ」というのは、無料の写真素材を提供してくれているサイトです。
ブログの中で挿入されている写真で、ぱくたそからダウンロードされている物とか結構多いんですよねー。
皆さんも下のような写真を見たことがありますよね?
あ、ないですか?
次世代あぶらあげフォンを巧みに扱う男性見たことないですか?
なるほど、まあ、この写真どこで使うんだよって感じの写真なので、見たことがないのは無理もないですね。
ぱくたそっていうのはこういう「普通じゃない写真」も結構ある、面白いサイトです。
個人運営で寄付も募っていたりするので、気になったらこちらの記事もご覧ください。
お金の使い方がわからない人に向けて「ぱくたそ」を紹介しました。
そして、このぱくたそと『沈黙のWebライティング』のコラボがこちら!
元から面白い作品と元から面白いサイトがコラボしたら、ますます面白い化学反応が起こるのは必然なわけでして。
ぜひご覧ください。
屈強すぎる筋肉が笑えるし、どういうシーンで使う写真なんだよと思うものも大量にあります笑
【紹介したものまとめ】
今回は、お金の使い方がわからない人に向けて、『沈黙のWebライティング』や『沈黙のWebマーケティング』を紹介しました。
『沈黙のWebライティング』が素晴らしい所は、「相手が何を欲しているかを常に考える姿勢という、どんなシーンでも役に立つ能力を身に着けることができる」所でした。
他にも、お金の使い方がわからない人に対して、「ぱくたそ」への寄付も提案してみました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
面白ければシェアやツイートお願いします!
お金の使い方がわからない人に対して、他にも様々なお金の使い方を提案しています。
ぜひ参考にしてください!
お金の使い方がわからない? なら「サドベリー」を見に行こう!
「お金の使い方、教えてもらおうか」
「止めろ、銃なんて使うことないだろ? 話し合えばきっとわかる……止めろ、止めてくれええええ!――」
お金の使い方がわからないから、誰かを脅迫して教えてもらおうとした経験が皆さん一度はあるでしょう。
しかし、もう貴方の手を汚す必要はありません。
今回は、お金を『自由な学びが見えてきた』に使ってみることを提案しようと思います。
では目次です。
- 【お金の使い方がわからないなら本を読もう!】
- 【何故お金を使う価値があるのか?】
- 【自由な学びが見えてきた――本の紹介】
- 【文章や文体】
- 【感想】
- 【自由な学びに関する記事】
- 【紹介したものまとめ】
- 【自分の雑記】
【お金の使い方がわからないなら本を読もう!】
お金の使い方は人によって様々ですよね。
ファッションに使っている人もいれば、ペットに使っている人もいて。
ゲームに使う人もいれば、プラモデルに使う人もいる。
様々な候補がありますが、その中でも、お金の使い方がわからない人におすすめしたいのは、本を読むことです。
内容にさえ興味があれば、本は結構読み進めることができるものです。
しかも、読むと新しい考えが手に入り、視野が広がります。
視野が広がれば、さらにお金を使いたい分野が見えてきて、お金の使い方がわからない状態からの脱出に繋がります。
なのでお金の使い方がわからない皆さんが、興味を持てる本を紹介できるよう頑張るので、よろしくお願いします!
【何故お金を使う価値があるのか?】
新しい時代の教育の形を、これでもかというぐらい示してくれているからです。
しかも、著者の方はここで紹介している教育モデルを実際に行っています。
だからこそ、批評家では絶対に出せない説得力を持って響いてきます。
新時代の教育がどうあるべきなのか、ちょっとでも疑問に思ったことがある人は、ぜひ読んでみるといいと思います!
また、お金の使い方がわからない人には、趣味に打ち込んだ経験がない人もいると思います。
ただ、この本で述べられている教育を受けていれば、そんなことにはならなかっただろうな、と力強く確信できます。
子供のやりたい! という気持ちを、とことん伸ばすタイプの教育なので。
とにかく、お金の使い方がわからないという人、夢中になれるものを探している人も、この本を読んでみるべきです!
【自由な学びが見えてきた――本の紹介】
自由な学びと聞いて、皆さんは何を連想するでしょうか?
机について自由に勉強することができるという学び?
それとも、自由な科目を選んで勉強できる学びの時間の事でしょうか?
あるいは、もっと別の何かかもしれません。
では、この本の中で言われている自由な学びとは何か?
それは、「子供たちが、自分自身のしたいことができ、その状況を守る権利もある学び」でした。
この学びの中では、子供たちは自由に遊びまわっています。
それがしたいことだからです。
ただ、遊んでいるだけでは秩序が保てない、ということは想像がつきます。
自由にしたいことをしていいからと言って、窓ガラスを割ったりするのは駄目です。
割れたガラスのせいで、安全で快適な「自分自身のしたいことができる」環境は破壊されてしまいます。
そんなことをした人は、現実世界では裁かれます。
なので彼らも「風紀委員」が設置し、裁判のようなシステムで、その子の罪を決定します。
他にも、自分がしたいことがあれば、「全校集会」でそれを述べることができます。
多くの子の賛成を集めることができれば、実際にそれは実現されます。
そのような環境を整備している「サドベリーバレースクール」という学校があります。
この本は、その学校の校長先生である、ダニエル・グリーンバーグ先生が書いたものです。
約40年に渡る学校運営の経験から深まってきた、「自由な学び」に関する知見を、余すことなく書いています。
卒業生への追跡調査も行っており、サドベリーで行われた教育が子供たちにどのような影響を与えたのか、についても言及しています。
新しい時代に適した、自由な学びとは一体何か?
そのコンセプトとはいったいどういうものなのか?
サドベリー教育という、新しい教育の形に関するエッセンスがすべて濃縮されて詰まっている、素晴らしい本です。
ぜひご一読ください。
【文章や文体】
これはダニエル先生が講和という形で喋った時の内容を、そのまま文章に書き起こしたものです。
そのため、語り口調で親しみやすい文章になっています。
全般的に気持ちが乗っていて面白い文章です。
ただ、章によっては、サドベリースクール内で用いられる用語が入ってくるため、若干抽象度の高いパートもあります。
その辺は「感想」でわかりやすく言い換えて説明しているので、そちらを参照してもらえれば大丈夫かなと思います。
【感想】
お金の使い方がわからない人が興味を示せるよう、この本の感想を書き綴ってみようと思います。
感想ではこのような事を書きます。
[遊びと技術革新は同じ!?]
[主成分としての会話]
[その他の項目ご紹介]
[遊びと技術革新は同じ!?]
まずこの本の中で面白いのは「遊び」とは何か? を追及したところです。
サドベリースクールにおいて、遊びは「活動における、いまだ決定されざる部分」と定義されています。
いきなり凶悪にわかりづらいフレーズですよね笑
要するに、「活動の中で、自分がまだやったことがない領域」の事だと思います。
例えば「スマートフォンを操作する活動」を考えてみましょう。
スマートフォンを片手に持つ。
この「持つ」という部分は、誰もがやったことのある領域だったでしょう。
しかし、スマートフォンが世界に出るその前、誰も「手でフリックする」という領域を味わったことはありませんでした。
この「フリックする」という領域は、世界でスティーブジョブズが最初に、いや、ひょっとすると、組み立てラインでスマホを組み立てた人が最初にやったかもしれません。
それまで「手でフリックする」という領域は「遊び」だったんです。
それが今では日常的に行えるようになり、その領域は多くの人がやるようになった。
もう「決定されてしまった」んです。
年齢が低い子供であればあるほど、「活動の中で、自分がまだやったことがない領域」だらけです。
だからそこには、数多くの遊びがある。
このようにサドベリー教育では「遊び」を定義しています。
ここまでで遊びを明確に定義してみましたが、ダニエル先生はもう一歩理論を進めます。
技術革新(イノベーション)と遊びは似ている、というのです。
いうなれば、スマートフォンの開発といった技術革新と遊びは似ている、と。
何故イノベーションと遊びは似ているのか?
この詳細は、ここで触れるのは止めておきましょう……。
ネタバレしてしまっては、この本を読んだ時のワクワクが薄れますからね!
その点が知りたければ、『自由な学びが見えてきた』を読んでみてください。
[主成分としての会話]
この本の2章は主成分としての会話という項目です。
ここはサドベリースクールの中で用いられる用語がよく飛び出してきて、少しわかりづらい部分です。
ただ、非常に面白いパートなので、わかりやすい言葉に変えて解説を書いておこうと思います。
サドベリー教育で会話は非常に重要な地位を占めます。
なぜなら、会話というのは世界の認識のために絶対に必須だからです。
ではサドベリー教育の中における会話というものがいったいなんなのか、理解しに行きましょう。
会話というのは、大雑把にいうと、個人の感じていることを外に言うことです。
そう考えれば、「個人の考えていること」を理解しなければ、会話のことも理解できないことになります。
そして、サドベリー教育では「個人の考えていること」を理解しやすくするために、以下のワードを用いています。
「現実モデル」……その人が見ている世界のイメージのことです。
例えば、自分が知らなかった世界の話を聞いた時、「おおっ」となりますよね?
そういう時、「世界が広がった」みたいな表現をすると思います。
世界が広がった、というのはつまり、「今まで思っていた世界の外側に、新しい世界があることに気付いた」という意味合いのはずです。
この「世界」という言葉が「現実モデル」の表すところです。
自分自身で理解している世界の様子。
それが「現実モデル」です。
「相互作用のモード(様式)」……周りの環境を認識したり、影響を与えたりする様式のことです。
周りの環境に影響を与えたりする方法だとか、そういうものだと思ってもらえればいいです。
そしてこの方法は、上の現実モデルと同様に、個人ごとに異なります。
というか、現実モデルが違うからこそ、相互作用のモードも違うんだと思います。
現実モデルが違うAさんとBさんを考えてみます。
Aさんが「魚っておいしい」という現実モデルを持っているとします。
そのAさんは買い物に行ったら魚を買う、という形で周りの環境に影響を与えます。
Bさんが「肉がうまい」という現実モデルを持っていたら、恐らくBさんは肉を買うでしょう。
このように、現実モデルが違うと、必然的に「相互作用のモード(様式)」も変わってきます。
そしてこの二つの概念を組み合わせたものが「モードル」です。
ここで、会話が飛び出してきます。
会話は、相手のモードルを理解するために非常に重要な存在なのです。
チャットをするにせよ、会話をするにせよ、それは相手が世界をどうやって認識しているのか、相手の現実モデルを理解するための行為なのです。
目の前に椅子があったとします。
Aはそれを「椅子」と言いますが、Bは「腰掛」と表現します。
ここでお互いは、相手のモードルを理解します。
Bは「Aはこれの事を椅子と呼び、認識しているのか」といったように。
こうやって、互いのモードルを理解するためには、必ず会話が必要になります。
この「相手を理解するための会話」をする能力が、サドベリー教育では非常に鍛えられる、とダニエル先生は言っています。
当然ですよね、学校ではせいぜい休憩時間の15分ぐらいしか話せません。
でも、サドベリースクールにおいては、会話を無制限に行うことができます。
そのため、かけた時間の分だけ、相手のモードルを理解する能力が高まり、その子にとってプラスになる、と主張しているのです。
[その他の項目ご紹介]
『自由な学びが見えてきた』には他にも興味深い内容が書いてあります。
章の紹介をすると、
第3章 親の役割とは?
第4章 デモクラシー・モデルの重要性
第5章 その子に固有の運命を育む
第6章 サドベリーが全員のためのものではない理由
という感じです。
親の役割といった部分や、デモクラシー・モデルの重要性の部分は、今までの教育論とは違った立場をとっているので、面白いのではないかなと思います。
【自由な学びに関する記事】
サドベリー教育に関する記事はあまり知らないので消しておきます。
ただ、上の本や、『世界一素敵な学校』という本を読めば、ダニエル先生の考え方などはだいぶわかります。
【紹介したものまとめ】
お金の使い方がわからない人に向けて、今回紹介したのは『自由な学びが見えてきた』という本です。
この本はサドベリー教育という教育法についての理論が様々に書かれていて、非常に興味深い本でした。
新しい時代の教育の在り方を考えたい人は、ぜひ読んでおきたい本です。
他にも、『世界一素敵な学校』という、同じくサドベリー教育に関する本も紹介しました。
サドベリー教育は良いポイントがたくさんあります。
一方で「我慢強さ」などに不安を感じずにはおれない教育だな、とも思う所でした。
また、お金の使い方がわからない人に、他のお金の使い方も提案しています。
ぜひご覧ください!
【自分の雑記】
[遊びに関するちょっとネガティブな意見]
この本では、遊びとイノベーションが関係あるなど、メリットが非常に大きいような説明をしています。
もちろんこの側面はあります。
自分の知らない未知の部分に立ち向かっていく、という点で遊びが大事なことは間違いないです。
ただ一方で、「遊び」と聞くと、自分自身がやりたいようにやることができる。
やりたい時間に、好きなだけ。
そういうイメージが湧きます。
一方で、仕事をしていくとなった場合、やりたい時間に好きなだけ、という訳もいかないシーンも出てくるはずです。
このような場合、自由に遊んでいる子は忍耐強さを培うことができず、将来苦労するのではないか、とも思うのです。
例えばスマートフォンを作る、という場合を考えてみましょう。
スマートフォンというアイディアはきっと誰でも思いつきます。
なので、結局その仕事は、どれだけすばやく思いついたものを実行できるか、にかかっています。
そして、より早く実現に持っていくためには、誰よりも頑張り続けてやっていかなければなりません。
「なんか今日は嫌だなー」とか思うときも、常に全力で取り組めるような忍耐がなければ「社会に出たときに困る」と思うのです。
ここが「遊び」だけでなんとかなるのだろうか?
というのが自分の大きな疑問です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
面白ければシェアなどお願いします!
また、お金の使い方がわからない人に、他のお金の使い方も提案しています。
ぜひご覧ください!
お金の使い方がわからない? なら『海賊党』の息吹を感じましょう
「お金……私のお金を何に使えばいいの……お金の使い方がわからないの……あ、あ……あ”あ”あ”あ”あ”」
「それで病むぐらいなら貯金しとこ?」
この悩み、抱えている人にとっては本当に深刻ですよね……。
自分自身もあまりお金を使わないタイプなので、とてもよくわかります。
そこで今回は、お金を『海賊党の思想』という本に使ってみることを提案します。
では目次です。
【何故お金を使う価値があるのか?】
お金の使い方がわからない人が、何故この本を買うべきなのか?
それは、インターネット社会に生きる私たちの、新しい政治の在り方を探求する政党がいて、彼らが何を目指しているのかがわかるからです。
加えて、彼らが生まれることになった歴史的背景などもわかるので、歴史が好きな人は普通に面白いと思います。
この本には、最近ドイツで躍進を遂げた海賊党という党の思想が冷静な批判を交えて書かれています。
皆さんの中には、政治にあまり興味を持てていない。
あるいは興味はあるが気に入った政党はない、という方も多いのではないでしょうか?
そういう方にこそ、一回は読んでみてほしい本です。
政治の世界に吹いている新しい風について知ることができます。
【海賊党とは?】
海賊党。
とても怪しげな名前ですよね。
スウェーデンで産声を上げて、様々な国で同様の思想を持った党が誕生しました。
そしてこの本では、その中でも大きな躍進を遂げたドイツ海賊党について、多くの情報を提供してくれています。
「我々が当選した暁には、パイレーツオブカリビアンの映画製作費に10兆円投資します」
というけた外れの思想を抱いて直進している政党だと思うじゃないですか?
ジャック・スパロウ大好き野郎(音感が良すぎて考えた自分も感動してます)だと思うじゃないですか?
違うんですよねー、海賊党が掲げている思想は、もっとインターネット市民を意識したものなんです。
海賊党の主張で注目されているのは、以下のようなものです。
1.フリーダウンロードの推進
フリーダウンロードの推進は海賊党の大事な思想の一つです。
一昔前にファイル共有ソフト、というものが流行っていたと思います。
自身が持っているファイルをアップロードでき、そのソフトを使っている人たちと共有できるやつです。
ですがこれ、自身がダウンロードした音楽を入れれば、誰もが見て聞くことができるわけで。
つまり一回分のダウンロード料金を払えば、それを多くの人に拡散できてしまう。
それは著作権違反だろ!
ということで、ファイル共有ソフトでのファイルのアップロードは、たいていの場合違法となってしまいました。
海賊党はそこに切り込んでいて、共有されたファイルのダウンロードは合法化すべきだ、といった主張をしています。
実際、著作権というの自体がアーティストの利益を守る、という元の発想から離れてしまっている所があります。
現在は、その権利を集約している機関の利益を守るものになっているではないか、みたいなことを海賊党は述べています。
2.著作権と特許のシステムの変更
上の話と密接に関係があるのですが、彼らは著作権と特許はどうあるべきか、著作権と特許は何を守ろうとしているのか。
そういうものをもっと深くまで切り込んで、再定義しようとしています。
その一環として、「著作権が死後数十年継続するのは長すぎる」や「特許の在り方を見直そう。てか特許いらんくね?」みたいな主張をしています。
この辺は、本当に面白い議論だと思います。
著作権と特許の設計思想に絡む問題なので。
この辺については、また後のファンの雑記で書きますねー。
3.液体民主主義
こちらも非常に面白い発想です。
「インターネットが出てきて、みんな自由に意思表示できるようになった。これネット投票いけるくね?
もう各政策ごとに投票とかできちゃうんじゃね?」
みたいな発想からスタートしたのが液体民主主義です。
どれか党を選び、その党がやっている政策すべてを、強制的に支援しなければいけない政治システムはもうやめよう。
各政策ごとに、民意を反映させることができる政治形態があるんじゃないか。
重要なところでは、そういう問いかけを投げかけているのが海賊党です。
【文章や文体】
文章は固すぎないため、普通に読みやすい本だと思います。
海賊党の支持層はどんな人たちか?
どれくらいの学歴で、どれくらいの年齢で、どんな対応を政治に求めているのか?
といったアンケートの回答も、データとして載っていて、現地で海賊党がどう受け入れられているかを数字で把握できます。
ただ、個人的に気になったのは、国民性などへの言及ですかね……。
「それって本当なの笑? みんなそう考えてるの笑?」と感じてしまう所もありました。
国民性は自分があまり好きじゃない考え方だから、っていうだけですが笑
【感想】
海賊党という党が発生する背景を、歴史をさかのぼって解説していたりして、そこも含めて面白かったですね。
特にドイツ海賊党の発生経緯は非常に面白かったです。
ドイツはかの有名な、ひっとらえることができない独裁者である、ヒトラーを輩出したことで有名です。
ヒトラーの時代は、言論の弾圧や、メディアで発信される意見を意図的に操作するなど、巧みに世論が操られていました。
そしてそれに国民も扇動されてしまった、という悲しい過去があります。
そのような悲しい歴史的背景から、情報発信媒体が権力者側の手に落ちることを、ドイツ国民は嫌がるのです。
この背景があるからこそ、著作権や特許、情報の個人利用の制限を権力者が行うことに強く反発する。
そのため、ドイツ海賊党のような、情報を権力者側から解放しようとする勢力が生まれやすくなる、という考察は非常に興味深かったです。
液体民主主義というシステムと、その問題点についても言及されています。
特に「みんなが政策一個一個に投票できるため、民意が反映しやすいよね、素晴らしい!」という安直な話ではない、というのがこの本を読むと伝わります。
今までなかったタイプの意見集約の仕方であるため、効率よく運営する方法が見つかっていないのです。
海賊党も実際に液体民主主義のシステムを運用してみたんですが、投票してくれる人が特定の問題にしか反応しなかったり、そもそもシステムが煩雑すぎたりといった問題点を指摘しています。
特定の問題にしか反応しないというのは、「安全保障」や「外交」といった規模の大きいものには票が集まらない、ということです。
規模の大きい問題は、有権者からするとよく見えず、関わりづらいため、投票できないという実態がありました。
【海賊党に関する記事】
海賊党に関して自分が知っている記事と言えばこの辺です。
後者の記事は、おときた駿という若手政治家の方が、海賊党に実際に赴いて取材をした時の話です。
一時は大きな躍進をしたものの、現在はその存在感が薄くなってしまっている海賊党のリアルを、取材によって伝えています。
海賊党の躍進は時の運による所も大きく、社会情勢を捉えることも、政治的な躍進については必要なんだなあ、と感じました。
また、海賊党という党が、対話を非常に大切にしていることも伝わってくるので、ぜひ後者の記事も読んでみるといいのではないかなと思います。
【紹介したものまとめ】
今回、お金の使い方がわからない人に向けて、紹介したのは『海賊党の思想』という本です。
海賊党は、大きな主張として、
1.フリーダウンロードの推進
2.著作権と特許のシステムの変更
3.液体民主主義
を掲げている非常に面白い政党でした。
『海賊党の思想』という本は、その海賊党の紹介や、現在の状況、あるいは発生の歴史など、多角的な視点で海賊党を見つめることのできる本でした。
今回紹介した記事は、
でした。
お金の使い方がわからない人に、様々な切り口からお金の使い方を紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください!
【自分の雑記】
ここからは『海賊党の思想』のファンである自分が、割と自由に思う事を書いていきます。
お金の使い方がわからない人が、『海賊党の思想』を買いたくなるように頑張ります笑
[1.著作権と特許は何を守ろうとしているのか]
[1.著作権と特許は何を守ろうとしているのか]
著作権と特許は何を守ろうとしているのか?
これは現代社会に突き付けられた、非常に大きな問だと思っています。
それについて、一度再考する必要がある、と海賊党は投げかけています。
なのでここでは、著作権や特許がどうあるべきか、についての個人的な想いを書いておきます。
結論としては、「著作権や特許って、そもそも現段階で整備できるようなシステムでは到底ないですよね(全力逃避)」というものです笑
最近、アイディアに価値はない、という言葉がささやかれたりもしています。
「じゃあ著作権に価値はないね(完全論破)」
とはなりません笑
ここで考えなければならないのは、著作権がアイディアだけの概念ではないのではないか? ということです。
例えば著作権が保証されている本について考えてみます。
もちろんその本の流れや、ストーリーは著作権を構成する物の一部です。
ただ、その本を書いた作家さんの筆を執っていた時間、あるいはタイピングをしていた時間、それも著作権には含まれているはずです。
それどころか、その作品を生み出すために現地取材をしたのであれば、その手間も含まれているべきでしょう。
言ってしまえば、その作品を生み出すための着想を得たその瞬間から、その作品のために費やしたすべての時間が、著作権という概念には含まれているべきだと思うんです。
さらにもっとさかのぼると、その着想を得るためには、その人が培ってきた人生が必要なわけです。
ある着想を得るその瞬間まで歩んできた人生に、その着想が影響を受けていることは疑いの余地がありません。
ならば更に広く、その人の生きてきた人生すべてが、著作権という概念がカバーするものなのではないか?
と思うのです。
そう考えると、著作権とは、いったい何を守ろうとする権利なのか?
我々は守るべきものをちゃんと守れているのか?
逆に守らなくてもいいものを守ってはいないか?
そういうのを、もう少し考えてる必要があるのではないかと思うのです。
[2.海賊党というベンチャー企業]
液体民主主義という、新しいシステムを構築せんとする海賊党の努力を上でも書きました。
それを見て感じた人もいるでしょう。
「海賊党がやってることって、ベンチャー企業っぽくね? 今までなかったものを生み出そうとする感じ」
そう、海賊党はたぶん、政治システムにおいて、ベンチャー企業のような役割を担っているんですよね。
そして、海賊党の例を見ればわかるように、政治ってシステムの再構築に挑める領域が、相当広いと思うんですよね。
だからベンチャー企業を志す人は、それと同じぐらい政治という領域も見ていいと思います!
政治は本当に面白いブルーオーシャンですよ?
海賊党は政治という桁違いに広く、面白いブルーオーシャンに最初に出航したベンチャー企業なんです。
しかしまだ先行者利益を獲得するほど巨大な規模になっているわけでもない。
これは参入せざるを得ないでしょう?
これを見て、一人でも多くの人が、政治というセクターに入っていくのを期待しています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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お金の使い方がわからない人に、様々な切り口からお金の使い方を紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください!