誰でも分かる「GDP」とは? 分かりやすさ宇宙一! その1
皆さんおはようございます、こんにちは? こんばんは!
皆さんはテレビなどでよく「GDP」という言葉を耳にしたことがあると思います。
ただ実際に「GDP」と言われて、ぱっとどういう事を表している数値なのか分からない人も多いと思います。
そこで今回はGDPとは何かについて説明しようと思います。
さらに、この言葉について深く知ろうと思って読んだ本である『GDP <小さくて大きな数字>の歴史』の内容がめっちゃ面白く示唆に富んでいたので、そちらの部分についても後の記事の中で触れようと思います。
では目次です。
【1.GDPとは何の略?】
まずGDPを理解するうえで大事なのが、「これってそもそもなんていう名称の略なの?」という所だと思います。
これは「Gross Domestic Product(国内総生産)」の頭文字をとってGDPと呼ばれています。
国内総生産という日本語版の名称もよく聞くかもしれませんが、それとGDPは同じものです!
最初に理解しなければいけないのは、GDPとは国内総生産(Gross Domestic Product)の略であるということですね!
【2.GDPとは何を表すの?】
[2-1.GDPの定義とは]
次に触れたいのはGDPとは何を表すのか? という事です。
と言っても、これはGDPとはなんであるかの定義を見ればはっきりします。
一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額
の事です。
なんだかわかるようで分からない定義ですよね……。
これを理解するためには、そもそも「付加価値」って何? という所を理解しないと始まらないと思います。
個人的に付加価値について結構面白い議論を繰り広げた記事を書いたのでこちらも参照してほしいです。
ただこんなの参照する時間はねえぜという方は無視して先に行っちゃって大丈夫です笑
さて、では結局GDPを定義づける必須要素の付加価値とはなんであるのか? という話ですが、Aに手を加えてBを生み出した時の「手を加える」という事が付加価値としてBにくっついてくる、と考えてもらえばいいと思います。
ちょっと謎な説明なのでたとえを出すと、米に手を加えて(この場合、ふりかけをかけたり握ったりという行為が価値を加えています。ただ、この手を加えた行為の内容は上の記事を読むとだいぶ雑に簡略化されている事が分かると思いますが……)おにぎりを生み出した時の、手を加える部分が付加価値ですね。
そして、この付加価値にはたいていお金がつきものです。
例えばおにぎりを握るという行為は、自分が握っている場合はいいですが、誰かを雇って握らせておにぎりを大量生産している場合は人件費がかかりますし、機械で作っているなら機械代がかかります。
さらに言えば自分で握っていようがなんだろうが、おにぎりを作るためのスペースは土地代や家賃として必要になってきますし、原材料となる米を購入するためにもお金がかかります。
その上で、企業側がさらに事業を拡大し、自分たちのサービスをより素晴らしくし、広く多くの人に届けるために、利益という形でもおにぎりに付加価値を積み上げています。
上で述べてきた人件費や土地代や機械代、家賃などが合計でおにぎり一個に90円かかっているとして、その一個に対して10円分企業の利益を上乗せし、おにぎりが100円で売られている状態ができあがります。
このような付加価値の連鎖の最後にある、誰かによって利用される物(おにぎりの場合消費者によって利用される、つまり食べられる。こういう付加価値の連鎖の最後にある物を「最終財・サービス」と言います)の金額の合計を国内で考えていくと、国内中の付加価値をすべて足し合わせたことになります(ここの話は抽象度が高くて理解しづらいですよね……>< 数学のΣとかについて難なく理解できる人なら納得できると思うんですが、そうでない場合、一種の公式として覚えてしまうしかないと思います><)。
おにぎりの例で行くと、おにぎり生産機械も付加価値の連鎖の最後にあります。
機械の場合、企業によって利用される、つまりおにぎり生産に用いられるので。
これもGDPの中に計上されています。
[2-Ex.企業について思う事]
やけに抽象的な話をした後なので全然抽象的ではない、僕の個人的に感じていることについて箸休め的にさくっとお書きします。
GDPには関係ないのでズバッと読み飛ばしてもらっても大丈夫です笑
上で「その上で、企業側がさらに事業を拡大し、自分たちのサービスをより素晴らしくし、広く多くの人に届けるために、利益という形でおにぎりに付加価値を積み上げています」と書きました。
これはとても良心的で素晴らしく、理想的な企業の在り方です。
「企業が提供できる価値を拡大させるために利益をあげる」というのが、社会の公器としての正しい企業の在り方です。
それを忘れて企業の利益というのが、取締役が不正に高い給与を得るためにあるのは論外です!!
そしてもう一つ個人的に現在の企業の在り方で勘弁してほしいのが、「企業が提供できる価値を拡大させるために利益をあげているはずなのに、企業自身が「どこまで拡大したいです」とかなり明確に明示していない事」ですね。
これはもう取締役とか上層部(や下層部も関わっているならそうですが)の不正な給与の受給と同じぐらいヤバいと思っています。
おにぎり提供企業について考えてみましょう。
ある企業A社は「日本中においしいおにぎりを届ける」というミッションを掲げて行動しているとします。
ですが、このミッションだと「何種類ぐらい(もちろん種類以外の切り口でも見ることができますが)」のおいしいおにぎりを届けたいと思っているのか分かりません。
企業が特にその辺について深く考えずに惰性でおにぎりを作り続けているとどうなるか。
新商品は次から次へと発売され、売れたものが「今の日本に求められているおいしいおにぎり」であるとしてまた新しい定番レパートリーに加わっていきます。
ですが、ちょっと待ってほしいと思うのです。
日本人にそんな無制限においしいおにぎりを届けていって、君たちの目標はどこまで行ったら完了なのか? と思わないでしょうか。
自分がこれに違和感を感じる一番の要因は、世界に日本以外に貧困にあえいだりしている国はいっぱいある。
そういう国を見過ごしてまで、おにぎりの新商品を開発し続けることにどれだけの素晴らしさを見出して彼らはやっているのか、分からない。
新商品には新商品を企画立案するための事業部が必要になり、それだけのコストがかかっている。
新商品ができたらそれを店においてもらうための営業費もかかっている。
工場でその商品を少量で量産するための体制を整えるための費用もかかっている。
何度でも言うが、他の国や、日本国内でもおにぎりとかとは無関係で困っている人(虐待にあっているなど様々な悩みが国内でもあるでしょう)がいるにもかかわらず、ここまでの費用をかけてまでおにぎりを生産し続けることに、君たちはどれほどの価値を見出してやっているのか?
その費用を、貧困問題とかの解決のために頑張っている人たちに受け渡して活動を助成したりした方が良いんではないか?
この疑問が自分の中には常にあるのです。
そして、この問題について答えを出すための一つの手段が「どれくらい拡大したいです」を明確に定義することだと思います。
それさえ定義すれば、見ているこっちも企業としても納得できるはずです。
「日本中においしいおにぎりを無限に届けます」というのなら、自分も納得します。
そもそも彼らは何でそこまでおにぎりにこだわり続けるのかは気になりますが笑
ただ、貧困問題よりもおにぎりの方が彼らにとっては極めて大事であることが分かるのでいいのです。
こういう「どれくらい拡大するか」に関する表記が抜け落ちている企業って結構多いような気がするんですよねー。
自分はこれに常々問題意識を感じている、というお話でした笑
皆さんももし起業などをしたり、社長などになったなら、「どれくらい拡大するか」については常に意識して、なんなら企業理念の中にしっかりと明記していったりしてくださいね!
さて、ではGDPの話に戻りましょう笑
【3.GDPの三つの定義とは?】
実は上の項目で紹介したGDPの計算方法はGDPの計算方法のうちの一つです。
「一定期間中に国内で生産された最終財・サービスの金額の合計」っていうやつですね。
では別のGDPの定義とは何か?
それは「一定期間中に国内で生産された最終財・サービスを買った金額の合計」というのと「一定期間中に国内で生産された最終財・サービスを売って得た金額を分配した額の合計」というものです。
前者と後者、共に一番上の定義と値が同じになることは分かると思います。
これを三面等価の原則と言います。
ある値をどの角度からとらえるか、という問題でしかないので、値が同じになるのは当然ですが……。
これがGDPの三つの定義で、この三つの定義を導入することにより生じるメリットがあるので、三つの方法で計算されています。
その辺に関しては次の記事の【GDPって何に役立っているの?】で書きます。
そうですね、ここで補足として説明しておきたいのが、「一定期間中に国内で生産された最終財・サービスの金額の合計」という定義の工夫ですね……。
この記事を書いている最中にふと気づいたんですがこの工夫は結構すごいなと感じました。
一定期間中に国内で生産された最終財・サービスの金額の合計。
一定期間中に国内で生産された最終財・サービスの金額の合計。
受動態なんですよねー。
例えば、深く意識しないで考えると、サービスを作っているのは大体企業って印象なので、「一定期間中に国内で企業が生産した最終財・サービスの金額の合計」とか適当に定義してしまうんですけど、実際は個人事業主などもいるわけで、最終財・サービスを生産している人たちって結構たくさんいるんですよねー。
そういう、「誰が作っているのかは分からないけれど」という、幅広い含みを持たせて書かれている「された」という受動態はとても素晴らしい定義だと思います!
【4.名目GDPと実質GDPの違いとは?】
[4-1.名目GDPと実質GDP]
上の卵もこの猫も写真を適当に選んでいる訳ではないですよ……!
ちゃんとあれは上の三つの定義と三つの卵が合致していて、この猫も右が名目GDPで左が実質GDPの化身なんですからね……!!(いい写真がねえ……)
と言っても、ここまでGDPの話を理解して追ってきてくれた人ならばここに関してはもう赤子の手をひねるように超単純な話です。
例えば、GDPがある一定期間で生産された最終財・サービスの合計額なんだとしたら、おにぎりが100円で売られている状態と、物価が上昇しておにぎりが110円で売られている状態とでは単純に比較できませんよね?
後者の状態ではGDPが前者より上がっていると思いますが、それは決してその国が「色々なものを前より大量に生産できて、少し経済が豊かになったから」ではないはずです。
生産された物の量はまったく変わっていないのに、物価が上がったからGDPが上昇しただけです。
GDPの上昇という結果だけ見ると、より多くの物が生産されて経済が豊かになった形に見えますが、実態はそうではない。
名目GDPはある基準の年からの物価の変動を考慮に入れないGDPの値で、実質GDPはある基準の年からの物価の変動を考慮に入れたGDPの値を示します。
つまり、実質GDPが伸びて初めて「生産された物の量が増えて、経済が豊かになった」と言えるのです。
最近の日本など、先進国に関しては「単に物が増えただけでは豊かになった感じがしない」という点でGDPは経済や、もっと言うと心の豊かさを必ずしも反映しない指標ではありますが……。
[4-2.GDPデフレーターとは?]
そしてここで出てくるのがGDPデフレーターです。
GDPデフレーターとは、名目GDP÷実質GDP×100であり、例えばさっきの例のおにぎりのみが生産活動になっている国(があったら怖いですが笑)で考えると、
(110円のおにぎり×生産数)÷(100円のおにぎり×生産数)×100=110
という値が出てきます。
100より大きいと物価が上昇しているという事であり、今回の場合はおにぎりについてはある基準の年から物価が1.1倍になっていると考えることができます。
このように、GDPデフレーターを計算すると、物価の変動について大雑把に知ることができるため、様々なシーンで利用されています。
次回の記事では、
【次回記事】
【5.GDPって何に役立っているの?】
【6.GDPが大きければ経済は豊かって本当かよ笑】
【7.広告費と家事労働とGDPの関係とは?】
【8.GDPの歴史とは?】
【9.幸福を測る】
について書こうと思います。
(次の記事かけ次第更新します!)
ここまで読んでいただきありがとうございました!
もし役に立てばシェアをお願いいたします!
【関連記事】
以下の記事は関連のある自分の記事や、この記事を書く際に参考した記事などです。
特に『GDPとは何かを小学生でもなんとなくわかるように説明したい』は、自分の文章を読むだけでは理解できなかった方はぜひ参照してみるといい記事ではないかなと思います!
字よりも図が多いのでそこがすごく見通しが良いです!
流れで覚える世界史の勉強法で「第一次世界大戦」を学ぶ! その2
みなさんおはようございます、こんにちは? こんばんは!
今回も流れで覚える世界史の勉強法で「第一次世界大戦」を学んでいこうと思います!
前回はサラエボ事件についてお話ししました。
ただその前に、前回述べたサラエボ事件に関してとても面白くてよい記事があったのでここに掲載しておこうと思います!
dic.nicovideo.jp 前回の記事で自分が述べたのはセルビア側、しかもセルビアの実行犯側のたった一人の人間の「気持ち」の推測を中心として話が動いていましたが、こちらはオーストリア側の暗殺された皇帝やその周りを含めた群像劇的な形で物語が紹介されています。
皇帝が落ちた許されぬ愛や、そこで立ちはだかる周囲の偏見に満ちた目に折れることもなく、それどころか「階級差の愛の何が悪いのであろうか。そんな下らない因習は私が皇帝として変えてみせよう」という意思を感じさせる振る舞いの数々(言葉はフィクションですが! ただ、世界史を覚えるという観点に関して言えば、ドラマチックに覚えることができればそれの方がいいですからね! 下の文章も登場人物の感情はフィクションですよ!)。
いいですねえ、愛という誰もが興味を示さざるを得ないテーマに絡めて、史実を誰にでも読み進めたくなるストーリーに落とし込むこの技量……!
僕自身こういう記事を書いている身として見習わなきゃいけないと思います……!
ただ、こういうタイプで世界史を身近に感じてもらうものの場合、「愛」という多くの人が共感して読みたさを喚起できるテーマが史実で深く絡んでこないと難しいという点で、まだまだ不完全なのでしょうね……。
より多くの人に世界史に興味を持ってもらうための人類の挑戦はまだまだ続きそうです……!!
さて、では記事に入りますが目次です。
【2.オーストリアとセルビア宣戦布告】
オーストリアの実権を握る要人「
……なんと愚かしい事をしてくれたんだ彼らはッ!
大セルビアもここまで来るともはや目に余るな……。
ただの周辺国が列強に刃向うというのがいったい何を意味しているのか彼らは分かっていないらしい。
それに関して一度分からせてやる必要があるようだな。
列強以外に生を受けた時点ですでに人生で一度敗北をしているようなものなのだ。
敗者は敗者らしく地をなめていればよい。
ふむ、どうにも列強の中枢にいると列強中心で物事を考えてしまうな……。
ただ、それの何が問題であるというのだろう。
我々が侵略した土地を見てみれば、彼らの文明が我々より遅れているのは明らかだった。
むしろ我々の文明の中に取り込まれることで新しい世界に連れて行ってもらえることを光栄に思う必要がある。
……話が逸れてしまった、とにかく今はセルビアに己の立ち位置というものをわきまえてもらわねば困るな。
宣戦を布告し、一度叩き潰すこととしよう。
国民への通達に関しては、まだいいだろう。
無用の心配をさせてしまっても悪いし、必要とあれば権力により徴兵できるのだから問題はない。
それよりも、セルビアを攻撃するとなるとロシアが厄介だ……。
セルビアとロシア、同じ南スラブ系の民族同士、情けをかけて擁護に入ってこられるやもしれん。
ふむ、ドイツに仲立ちをしてもらってロシアには動かないよう求めておくか……」
――オーストリアとドイツの秘密外交――
ドイツの権力中枢の要人「
まあ仕方あるまい。
我々を巻き込んでおけば、ロシアも簡単に軍は出すことはできないという発想は正しいであろう。
国境を触れている二国と戦争になればロシア側も都合が悪かろう」
ロシアの権力中枢要人「
オーストリア……。
我々と起源を同じくするスラブの民を攻撃しようというのか……。
それにこれを放置しておけばオーストリアが国力の関係で勝利するのは火を見るより明らかだ……。
そしてセルビアを見放したことにより国内の過激なスラブ系民族から厳しい批判が巻き起こることは間違いない……。
それによる国力の低下は何としてでも避けねば列強としての立場も危うくなる……。
セルビアに支援するとの意図を伝達しておくこととしよう……。
オーストリア一国なら両側から挟み打てば軍を各戦線ごとに分散させなければならなくなるため、向こうも怖気づいてすんでのところで止めるだろう……。
今は列強が微妙な力関係を保ちながらヨーロッパでの平和を保っている時期だ……。
どこかの国力が落ちれば、その隙を狙って自国の地位を上げようと動き始める列強が必ずいる……。
彼らはその危険性を理解しているのか……?」
セルビアの権力中枢要人「
あの事件、一部の過激派がやったことであるとはいえ我々の責任も問われないままでは済まされないだろうな……。
実際われわれが悪かったところもあるのは否定できない……。
そしてこの最後通牒。
オーストリアはどうやら本当に怒っているらしい。
これは大セルビアを唱えている場合ではないかもしれないな。
非常事態だ、この通牒でなされている要求をできる限り飲もう。
国力の差などの都合上オーストリアと戦争になって敗北するのは……目に見えていることだ」
オーストリアの権力中枢要人「
セルビアめ……。
己の失態をおおむね認めたようだが、ならば最初からこのような事態にならないよう配慮すべきだったのだ。
その程度の努力もできないのならもはや周辺国として自治を保たせてやる必要もあるまい。
もう権力中枢の意見は固まっている。
最後通牒をすべて飲めないのならば、さっさとたたきつぶすのみ!
覚悟しろセルビア、列強に刃向ってどうなるか思い知らせてやろう、権力を用いて軍を動かしてセルビアとの国境付近で交戦開始だ!
ロシアもどうやら牽制をしてきているようだが、ドイツと連合を組むことさえできればさばけない相手ではあるまい。
ただ気がかりなのはロシアとフランスが、互いの国が軍事的衝突に巻き込まれた場合に支援すると取り決めていた露仏同盟だ……。
我々は国境を接していないからフランスからの侵略を受ける心配はひとまずないが、ドイツがフランスと交戦をし始めるとなると、東西の戦線を維持しながら戦うことになる……。
彼らはそれに耐えうるだけの力を持っているのだろうか?
ただ、最近のドイツの工業力の伸長は目を見張るものがある……。
ひょっとすると、我々にさえ明かされていないような戦略兵器を生み出したりしているかもしれないな……。
ひとまず、ロシアやフランスと戦線が拡大した場合は彼らに任せることとしよう」
ロシアの権力中枢要人「
牽制だけではだめだったようだな……。
仕方ない……。
寒い国なのに国民に些末なことでヒートアップされても困る……。
セルビアの支援のために国民を権力を持って総動員して軍を組織し、軍事作戦の発動に備える……!」
ファルケンハインを筆頭とするドイツ軍部上層「
ドイツが帝国としてあまたの列強を従える姿……。
皇帝以外にもその理想は引き継がれていますよ。
最近の我が帝国の工業力の発展は目を見張るものがあります。
軍事兵器を作成することも以前より容易になったといえます。
これなら露仏に挟まれていても戦える。
オーストリアがセルビアと争うだけでこの戦いが終わるのもかまいませんが、さらに多くの国を巻き込んだ戦争に発展するのもまた一興。
その期に乗じてドイツ帝国の支配領域を拡大することができれば、一歩また野望に近づくことができる。
……もしこの戦争で我々が負けてしまった場合?
まあもしそうなら、それもまた、悪くはないでしょう。
一挙に野望に向けて大きく前進できる今というチャンスをリスクを取らずに逃すのはあまりに惜しい。
……ほう、そう言っているうちにロシアが総動員令を発令しましたか。
ふむ、これはいい機会ですね、国民たちに向けて「ロシアは戦争のことしか考えていない野蛮な国家である」と演出するいいきっかけになる。
ふふ、様々な国家を巻き込んだ一大戦争になっても構わないと一番思っているのは我々であるのに、その罪を他国に着せてしまう……。
ロシアもとても哀れな国家と言えましょう。
さて、ならばロシアに総動員令を取り下げるよう伝達したのち、彼らがそれに応じないというのなら我々ドイツは、ヨーロッパの秩序を乱すロシアを打倒し、ヨーロッパを守護する英雄としてこの戦争に参戦することといたしましょう。
そのストーリーは国民にとっても実に魅力的です。
戦争意欲の高揚にもつながる。
では、さっそく通達を出すことにしましょうか」
――ドイツ、ロシアに総動員令取り下げを要求、ロシアがそれを飲まないとわかると自国で総動員令を発令――
さてみなさん、列強たちの(特に上層部の)意味不明なぐらい複雑な思惑が絡み合って第一次世界大戦は加速度的に進んでいきます。
自分でも書いてて、気持ちとかを踏まえて覚えるとここまで重厚なボリュームになると初めて知りました笑
世界史は本当に奥が深いです……。
これ以降のストーリーについて延々と書き綴っているとこの記事が10篇ぐらいに渡る壮大な長編小説みたいになってしまうので、最初に述べたとおりこの戦争の火ぶたが切って落とされたあたりでやめようと思います。
ここまで読んでくださった方はありがとうございました!!
もし面白ければシェアをよろしくお願いします!
流れで覚える世界史の勉強法で「第一次世界大戦」を学ぶ! その1
<『歴史群像』から引用>
みなさんおはようございます、こんにちは! こんばんは?
前回の記事では第一次世界大戦が起こる背景となった、当時の時代背景とドイツの世界政策について、世界史で名前が登場する主要人の気持ちなどに焦点を当てながら振り返ってみました。
今回はいよいよ第一次世界大戦を実際に流れに従いながら覚えていきましょう!
ここでもいろいろな人物が出てきて気持ちを吐露しますが、それは真実ではなく自分の妄想なので、みなさんも自分の覚えやすいように妄想して覚えればいいと思います笑
では目次です。
【1.サラエボ事件】
セルビア政府要人(政府じゃないかもしれないですが笑 中央集権的な権力です)「
列強の畜生どもが国という単位を制定してからというもの、俺たちの中には徐々に「一つの国家は一つの文化を持った共同体でできるべきだ」という思いが芽生えていった。
だってそうだろ?
そこら辺を歩いていて突然違う言語を話すような輩と出会ってみろよ、うんざりするだろ?
そいつが「●×▽☆?」とか聴いてきたら俺たちは「αβγε?」と聞き返さなきゃならねえ。
信じている宗教も違ったら、お互いの考え方の根幹も違う訳で。
コミュニケーションは当然成立しないし、こんな環境に嫌気がさすってもんだ。
だからこそ俺たちは「一つの国家は一つの文化を持った共同体でできるべきだ」という理想を持った。
そしてさらにその中で俺たちセルビアの特異性は「大セルビア」を掲げていたことだ。
特異と言っても俺たちには火を見るより明らかなことだが、この一帯はかつてはセルビア領だった。
数多くの動乱を経験して小さくなってしまい、セルビアの民もばらばらになってしまったが……。
そういう散り散りになった民と土地を俺たちの下に取り戻す、それこそ大セルビアだ。
話が逸れたが、そうやって散り散りになった同一民族を一つの国家の下にまとめようとして、当時はバルカン半島、つまりセルビアやルーマニア以南の領域の国々は互いに争いあっていた。
他国の領地内に俺たちと同じ文化を持った同一民族がいた場合、彼らを俺たちの下に取り戻してやりたいからな。
一方で俺たちの国にいる言葉の通じないやつらは外に出ていってほしい所もあるわけだが……。
まあとにかく、そんな状況だったから政府として権力のあるメディア(この場合は政府発令のような国民全員が見て、動員されてしまうようなものかな?)で争いについて発信していると、国民はいやいやかもしれないが争いに出向いてくれたんだ。
そこでドンパチやっていると、なんと俺たちの国民が奮闘してくれてセルビアの領地面積はほぼ2倍ぐらいになったんだよ!
これは俺たちの時代が来てるって訳だ!!
大セルビアが実現する日も近いぞ」
黒手組要人「
さあみなさんお待ちかねの黒手組の登場だぜェ!
俺たちが何者かって?
まあ簡単に言えば大セルビアの急先鋒、各地に散らばったセルビアの民を集約するという思想を誰よりも実直に信じる、「紳士」たちの集いだよォ……。
やっぱり一つの文化の下に集まっている世界観って素敵だからさァ。
小さいころから色んな文化のるつぼみたいなところで過ごしてるとね、何とも言えなない気持ちになるわけよ。
かみ合わない言葉や想いにむしゃくしゃしてる時にさっそうと現れる「同じ文化で統一しようぜ!」みたいな発想。
食いつかねえ訳がねえでしょう!
……まあ、多くの支配的な意見に流されてただけだって可能性もあるかもしれねえが、……一回信じた道はもう突き進んどきゃいいんだよォ!
そんな俺たちだが、もう一個情報をつかんでいてね……。
どうやらオーストリア皇帝が、オーストリア国内の政治を面倒くさいシステムにしようとしているようなんだよねェ……。
何でも、今までドイツ人やハンガリー人だけで支配層を構築していたところに、さらに南スラブ系、つまり俺たちセルビア人みたいな民族も仲間入りさせてやろうって事らしい。
ハッ、なんとやさしい心意気! 涙が出ちゃうね本当!
だったらもとからそうしやがれファックとしか言いようがねえなァ。
そうしたらオーストリアという列強の下で、正しくセルビア人も評価されて、今みたいに泥沼の争いの中でもがく必要もなかったかもしれねえのに……。
……まあ何、そんなことで、そういうシステムを敷かれてしまうと、セルビア人を一カ所に集中させて統一しようという目的が果たせなくなってしまうわけだ。
これは困るねェ……。
ちょっくらその野望をくじくことができないもんかねェ……。
……おっ、オーストリア皇帝のサラエボ訪問か……。こりゃいいね……。
しかも……6月28日って……。
セルビア人にとって因縁の日じゃねえか……。
この日を選ぶたァ、こりゃまた粋なことをしてくれる皇帝じゃねえかよおい。
どうやら本当に殺されたいらしいなァ……。
いいねェ、大セルビアの中の歴史に残る一大イベントになるぜこれは……!
俺たち黒手組は元からセルビアの統一主義の発想を持って生きているからね……。
思想の伝播は簡単だったよねェ。
ただみんなに「統一のためにオーストリアの蛮行を許してはならない」と大義を語ればそれで思想の伝播は完了だ。
さて、では統一されたセルビアの明るい未来のために、いっちょやりますかァ!」
さて、不穏なサラエボ事件の勃発がこれにて確約されてしまいました……。
ちなみに後者の黒手組で「 ……まあ、多くの支配的な意見に流されてただけだって可能性もあるかもしれねえが、……一回信じた道はもう突き進んどきゃいいんだよォ!」と書きました。
ちょっと多数派に流されているように見える記述をしましたが、冷静に彼らの心の事を考えてみると、「彼らは何を目的としてセルビア統一をしようとしているのか、よく考えているんだろうか? セルビア統一を果たしたいそもそもの理由をちゃんと深堀して、自分たちの目指すところを理解し、その最適解としてちゃんとセルビア統一を選んでいるのか?」と疑問に感じたからです。
まあ、歴史を俯瞰して見れる今の立場だからこそ、インターネットなどを駆使して情報を集めやすく、より最適解を選びやすい環境が整っている今だからこそ感じるだけで、当時としては実際それが最適解に見える状況だったのかもしれないなあ、とも思ったり。
なんにせよ今の時代は情報を自分で取捨選択さえすれば、いい状況判断ができるようになってきていて幸せだなと感じました笑
流れで覚える世界史の勉強法で「第一次世界大戦」を学ぶ! その0
<第一次世界大戦前の国境線を示した地図。『歴史群像』から引用。>
みなさんおはようございます、こんにちは? こんばんは!
今回は前回の記事で紹介した流れで覚える世界史の勉強法を実践し、第一次世界大戦を学びます!
前回の記事を知らない方はぜひ下から戻って確認してみてください!
また、今回の記事を書くに当たり参考にした文献はこちらです。
今回は第一次世界大戦の中心、同盟国側として戦争に乗り込んでいったドイツの人物を中心に世界大戦の流れを見ながら学んでいきます。
世界史はすべて「たった一人から始まった動きが広がったり広がらなかったりして、広がった時に世界に名を残す出来事が生じて、それの積み重なり」でできています。
その観点から、この時代で活躍した名もなき人物や有名な人物の気持ちなどを追いながら世界史を眺めていきましょう!(この記事の中で出てくるキャラクターの気持ちはすべて自分の妄想です笑 決してこの解釈だけが正しいわけではないし、たぶん普通に間違っているので、個々人ごとに気持ちの解釈はあっていいと思います)
では目次です。
【0A.時代背景】
名もなきナレーター「
やあ皆さん、こんにちは、名もなきナレーターだよー。
苗字は名藻無、名前が名礼太であって、名もなきナレーターという職業的なあれじゃないよ、立派な名前だからね!
第一次世界大戦が起きたころの事について少しだけ話しておこう。
当時はヨーロッパの各国が列強という名称を与えられた時代で、要するに彼らは並び立つ強者として非常にでしゃばっていた頃だったんだ。
世界各国に植民地とか作っちゃって「君ら文明遅れてるねww 俺たちが文明進めてやるよww」的なノリでアフリカとかにウェイウェイ進出していっている頃だったんだねー。
そういう時代だったから、列強たちは「どの列強が強いのかランキング」みたいなのにこだわっていた。
多くの列強と呼ばれていた国々は、自分自身が多くの植民地を支配する列強という立場にとどまりたがっていた。
そうしないとヨーロッパ内での地位が落ち込み、国際的な発言権が持てなくなり、ひいては植民地の面積の削減などの不都合に繋がってしまうからね。
また、当時の列強は植民地の配分やパワーバランスを保つために、国民などとは無関係に一つの会議室の中で閉じた外交で完結させる「秘密外交」と呼ばれる形式の外交を頻繁に行っていたんだ。
最近の「日米首脳会談」みたいなのが行われました、とテレビで報道されるのとは全く逆で、一部のトップ層が国民の知りもしないところで戦争後の土地の分配などを外交で決めていた時代だったわけだ。
さて、このような背景を踏まえたうえで「第一次世界大戦」を眺めてみよう」
【0B.ドイツの世界政策】
ヴィルヘルム2世「諸君、ごきげんよう。
この記事を読むために多大な時間を割いている事に敬意を表そう。
ちなみに上の銅像は一時期我が国の宰相として登用していたビスマルクであり、私ではない。
私の気高い姿や、私の幼少期からの歴史は以下のwikipediaを見て確認してほしい。
それにより私という人間の人格が少なからず浮かび上がってくるかもしれないからな。
私は幼少期より負けん気が強く、競争心が旺盛だった。
そのこともあってかな、父親が当時イギリスが採用していたような自由主義、すなわち「個人などが自由に判断することが可能であり、自己決定権がある」という思想は、まるで皇帝の権力を侮辱するようで、皇帝権力が敗北しているように感じられてどうしても受け入れる気にはならなかったな。
父は臆病であったのだろう。
己の決断に責任を持つことができない弱さを持った、皇帝としては失格の人材だったのではないか。
そのように私が考えていることを知ったからだろうか、祖父も同じように自由主義を否定する立場だったからずいぶんと可愛がってもらったものだ。
人は結局周りにいる人を見て、その人の思想に納得すればその思想に染まっていくし、それに納得できなければその思想とは逆の方向に行くものだろう。
私は帝国主義を貫き、敵を次々ひざまずけ、倒していく強いドイツを唱える人たちが祖父をはじめとして多くいて、私自身競争が好きで共感できたからこそ、そう考えるようになったのかもしれないな。
強さは正義だ。
弱さは悪だ。
こうやって考えれば、私が帝国主義を貫かざるを得なかったのは、とても当たり前の事だったんだ。
そして私が皇帝になったその時から、ドイツは世界の覇者となるための一歩を力強く歩み始めたのだ。
私の数々の英断をここに記すことができないのは遺憾極まりないが、しかしこの記事は諸君が第一次世界大戦を理解するための助けとなるべきものだ。
次の記事からいよいよ諸君は第一次世界大戦の流れを学んでいくこととなる」
流れで覚える満点必至の世界史の勉強法を超詳細に解説!
みなさんおはようございます、こんにちは? こんばんは!
今回は「流れで覚える世界史? なんやねんそれふざけんな吹き飛ばすぞ!」という人にぜひ読んでほしい記事です。
僕自身、高校生の頃は「世界史は流れで覚える? まあ物事の背景とかも踏まえて覚えるって事でしょ?」という理解で勉強をやっていて、実際それはあまり間違っていなかったと思います。
まあ、成績は良くなかったですけどね……。
しかし、つい最近になって考え方がまた高校生時代よりも変化してきた今考えてみると、「んー、世界史を流れで覚える勉強法っていうのはひょっとするともうちょっと複雑な行為だったのかな?」と感じたので、それを記事にしてみました。
最近読んでそれを感じたのは『第一次世界大戦』(木村靖二著)です。
今回体得したこの考え方にもっと早い段階から至っていれば、自分は100%世界史得意になってたし、趣味で世界史を調べてたしなむレベルになっていたと確信できます笑
趣味で世界史とかそんな痛い奴に俺はなりたくねえとかいう反応はいらないっす笑
さて、ともかくこの世界史の勉強法についてこの記事では語りつつ、それを実際に次の記事で実践してみようと思います。
では目次です。
【1.すべての科目で共通する基礎的な勉強法】
皆さんは「世界史かー、まあどうでもいいやー」から「世界史が得意科目です、世界と結婚したいです」みたいな境地に到達するためには、理論的にどういう状態をたどっていけばいいか考えたことはありますか?
この「得意科目ではない」から「得意科目です」への飛躍のためには主に四つの段階を経なければならないと考えています。
1.勉強をする意義を見出し、能動的に取り組む(学校におけるテストという概念は、強制的に能動的に取り組ませる、という観点があります)。
2.能動的に取り組むうちにあるきっかけがあり、学ぶことの楽しさに気付く。
3.科目の勉強が好きになる。
4.自分なりの覚えやすい方法を見つけ出し、点数につなげることができる。
要は「能動的に取り組む」「取り組んでいる過程できっかけを得る」「好きになる」「点数を取れる方法で勉強できる」の四つの過程を経て、「得意科目ではない」から「得意科目」に変化すると思います。
今回の記事は多くの人が躓いているであろう、「取り組んでいる過程できっかけを得る」「好きになる」の部分の勉強法について少しでもヒントが得られるような記事になればいいかなと思っています。
さて、「きっかけを得て、好きになる」というのは、簡単に書きましたが、「非常に難しい気がしている」というのが自分の端的な感想です。
何せ自分自身、たまたま『第一次世界大戦』の本を読んで、その部分の歴史を知ることで得られるものがあると感じたので、そこからその大戦の歴史を追っていくのが好きになった、という何とも偶然の要素が強い形で好きになったので。
ただ、本当に勉強というものを能動的に行い、自分の身となるように学んでいく姿勢を獲得するためにはこのルートは絶対に通るべきなので、皆さんも勉強にがむしゃらに取り組む前に、冷静に「この勉強をどうやれば自分の人生に役立てることができるだろうか?」と考える期間を設けてもいいと思います。
とはいえ、実はこの「勉強を自分の人生に役立てる」というのも、経験を積んできて初めて「どういう人生が歩みたいか」が分かってきて、そこから「自分の人生に役に立つ学びは何か?」を導き出せるようになるので……現在の日本の高校とかの教育システムは経験を大量につめない時点でちょっとポンコツであるという指摘はしておきましょう笑
さて、前置きが長くなりましたが、次に「流れで覚える世界史」とはどういうことかを書きますねー。
【2.流れで覚える世界史の勉強法とは?】
『第一次世界大戦』を読みながら、自分は感じたことがありました。
まあ普段から感じていたことが突然電撃的に組み合わさっていった感じですけども。
自分は将来的にやりたいことがあるので、それを行うためにも経営者的な目線や、世界がどう動いているのかについてを把握する視点を養っておく必要があるなあ、と常々感じていました。
これが上で言う「どういう人生を歩みたいか」から導かれた「自分の人生に役に立つ学び」というやつです。
「歴史を学ぶことにより、その時の世界が動いた仕組みを理解し、現代でその仕組みを応用して、世界に影響力を与える際にその仕組みを運用できるようにする」という観点から歴史を学ぶことにより、現代でもちょっとは世界にインパクトを与えやすい振る舞い方ができるのではないかなあ、とふと気づいたのです。
ということで、世界史をその観点で眺めようと思って、「世界が動く」際のメカニズムを示したものが以下のやつです。
左上の領域は、「世界を動かすきっかけを作った人物」の話です。
いろんな場所で目にしますが、世界が動き、世界史に載ってくるようなイベントが起きるときはどんな場合でもまず第一に「たった一人の想い」からスタートします。
その人物は人生の経験を積み、それによって個人の価値観を形成し、そしてある環境やイベントの経験により思想が発生します。
そして右上は、その思想が多くの人に受け入れられていくまでを時系列で追ったものです。
このグラフを見たことがある方はいるでしょうか?
もしいれば、ちょっとビジネスについて触ったことのある人だと思いますが、これは「イノベータ―理論」のグラフをそのまま転用しています。
イノベーター理論 - MarketingPedia (マーケティング用語集Wiki)
思想の伝播においてもイノベーター理論は適応できそうだと感じませんか?
ちなみにイノベーター理論を知らない方は上のリンクを見てもらいたいんですが、要するにある商品を時間が経つにつれて受け入れていく人の数をグラフで表したもので、「最初にごく少数の人に受けいれられて、徐々にそういう人たちから拡散されたりすることにより多数の人に受け入れられていって、最後に流れについていけなかった人たちが受け入れる」という感じの理論です。
その理論を適用し、ある思想が広がっていく過程で多くの人が連帯して一つの行動を起こし、世界史の歴史に名を残すような一つの現象が☆マークのタイミングで発生する、というのが「世界史的事件」の発生の仕組みかな、と感じました。
そして、その思想の広まり方の情報伝達の仕組みが下に横たわっているんですが、この部分も理解することで世界史的イベント(「人の考え方の変化」のイベントについては捉えていくことができると思うんですが、技術革新のような、「物の変化」については捉えられないかもしれないです)の発生をだいたい理解できて、現実世界で応用が利くのかな、と思いました。
そして、世界史を流れで理解する、というのはつまり、この変化を起こす人物(ストライキなどで、名もなき変革者もいるんですが)のストーリーを追っていくこと、こそが自分の場合の流れでの理解だったのかなと感じます。
ただ、ちょっと上の図の説明があまりに大雑把すぎた気がするので、それを詳細に書いてみたのが以下の記事なのでぜひご覧ください。
主に情報伝達手段や、「影響力」についてさらに詳細に語っています。
ただし、下の記事は必ずしも世界史の勉強法とは関係ないので世界史の勉強法だけ学びたい人は無視してもらって大丈夫です笑
この発想を用いて、『第一次世界大戦』の本を知識の下敷きとして、世界初の対戦と呼ばれた戦争を次回から見ていこうと思います。
全部見るととんでもない文章量を要求することに気付いたので、第一次世界大戦の開始までの動きを説明しようと思います。
それ以降もさらに流れで覚える世界史の勉強法を実践したいと思ったら、ぜひ以下の本を図書館で借りるなり買うなりして読んでみてください!
特にドイツの内容は詳細に記述されていたり、それとロシア革命が起きてソ連が出現するきっかけになったのもこの大戦のせいだと知ることができて、非常に面白く世界史の流れを勉強できました!
次の記事がこちらです。
影響力の大きいメッセージや想いを発信するための方法!
みなさんおはようございます、こんにちは? こんばんは!
今回は社会的な影響力とか思想の伝播についての考察を書こうと思います。
具体的なデータが伴わないのは、情報収集能力が低い一般人のご愛嬌だと思ってください笑
これを考えるきっかけになった記事は以下のものなので、ぜひこちらも参照してみてください、面白いです!
明日掲載予定です><!
では目次です。
- 【1.思想の伝播のイノベータ―理論】
- 【2.影響力を定義する】
- 【3.影響力の強度ってなんやねん!】
- 【4.情報伝達について理解する】
- 【5.まとめ――影響力の範囲と強度が大きいメッセージを発信するために】
【1.思想の伝播のイノベータ―理論】
上の記事でも登場しているのが、思想の伝播のイノベーター理論です。
左上の領域は、「世界を動かすきっかけを作った人物」の話です。
いろんな場所で目にしますが、世界が動き、世界史に載ってくるようなイベントが起きるときはどんな場合でもまず第一に「たった一人の想い」からスタートします。
その人物は人生の経験を積み、それによって個人の価値観を形成し、そしてある環境やイベントの経験により思想が発生します。
そして右上は、その思想が多くの人に受け入れられていくまでを時系列で追ったものです。
このグラフを見たことがある方はいるでしょうか?
もしいれば、ちょっとビジネスについて触ったことのある人だと思いますが、これは「イノベーター理論」のグラフをそのまま転用しています。
イノベーター理論 - MarketingPedia (マーケティング用語集Wiki)
思想の伝播においてもイノベーター理論は適応できそうだと感じませんか?
ちなみにイノベーター理論を知らない方は上のリンクを見てもらいたいんですが、要するにある商品を時間が経つにつれて受け入れていく人の数をグラフで表したもので、「最初にごく少数の人に受けいれられて、徐々にそういう人たちから拡散されたりすることにより多数の人に受け入れられていって、最後に流れについていけなかった人たちが受け入れる」という感じの理論です。
その理論を適用し、ある思想が広がっていく過程で多くの人が連帯して一つの行動を起こし、世界史の歴史に名を残すような一つの現象が☆マークのタイミングで発生する、というのが「世界史的事件」の発生の仕組みかな、と感じました。
そして、その思想の広まり方の情報伝達の仕組みが下に横たわっているんですが、この部分も理解することで世界史的イベント(「人の考え方の変化」のイベントについては捉えていくことができると思うんですが、技術革新のような、「物の変化」については捉えられないかもしれないです)の発生をだいたい理解できて、現実世界で応用が利くのかな、と思いました。
ですが、この情報伝達の仕組み、というのがかなりの曲者です笑
一言で書いてしまって雑にまとめたんですが、冷静に考えればこれはそんな雑に定義していい話ではないなと感じたので独立して別の記事を作った感じです笑
そこの定義をしっかりさせる前に小学生でも書けるような想像力の乏しいイラストを直すべきですと?
簡潔で分かりやすいイラストこそ正義です!!笑
ペイントで30秒ぐらいで作りました笑
このクオリティが30秒でできるなんてペイントはすごいぜ!
【2.影響力を定義する】
さて、社会的影響力や思想の伝播について語るときに、最も大事なのはたぶん定義かなと思います。
特に影響力というのはとても厄介です。
デジタル大辞泉での定義をここで書いておきましょう。
他に働きかけ、考えや動きを変えさせるような力。「政界に大きな―をもつ人物」
これが影響力を表す言葉の定義です。
これ自体は非常に良い定義ですが、「影響力が大きい」という言葉を見てイメージするのは人によって違うんではないかなと思います。
例えば、「テレビは影響力が大きい」と「あの人の言葉は影響力が大きい」とどちらも使えるような気がしますが、この影響力が大きいは実は微妙に違うニュアンスを持っている気がします。
そこを定義しておきます。
テレビの影響力の大きさは、テレビを見ている人が多いというイメージから来る影響力の大きさ、つまり影響の及ぶ範囲が大きいから、「影響力が大きい」と呼ばれる気がします。
なのでこれを「影響力の範囲が大きい」と表現します。
一方で、あの人の言葉は影響力が大きい、というのは「あの人の言葉」というのが強い魅力を持っているからこそ影響力が大きい、という意味合いな気がします。
カリスマ性の高い人の言葉を影響力が大きい、と呼ぶ感覚かなと思います。
これを「影響力の強度が大きい」と表現します。
この二つを定義すると、例えば「テレビで魅力ある人が喋っている言葉」は影響力の範囲と強度が大きい、という究極の影響力の大きさが生まれたりすると分かります。
この範囲と強度の概念は、影響力のある行動を起こそうとしたときに、どちらをより重視していくか、あるいは二つともを高い水準で実現するかなど、非常にどちらも大切な概念になってくると思うので定義を明確にしておきました。
さて、ではこのつまらない定義の話は置いて、次に移りましょう!
と言っても、何事においても定義の話は大事だと思いますよ!!
自分は国語辞典を改定しなおした方がいいって思うほど最近言葉はあいまいでびっくりしています笑!
【3.影響力の強度ってなんやねん!】
これを感じた人はとても鋭いし、あいまいなことに我慢ならない人ですね笑!?
あるいは曖昧であるものをどんどん深堀していって明確にしていくのが楽しいタイプで、普段から曖昧と戯れている人とか笑?
自分もこの記事を書いている最中に「強度」とか曖昧すぎて笑うわってなってしまって、再び考え直すことになりました笑
この強度という言葉は曲者ですが、まず第一に「影響力の強度が大きい」というのは、「相手に依存する」という事を理解しておかなければなりません。
例えば料理がめちゃくちゃうまくて世界最高峰の料理を作るシェフが発信した「メイド・イン・マイホーム ハイパースーパーデラックスデリシャスディナー~横文字を多めに添えて~」というメニューがあったとしましょう。
これは料理好きにとっては非常に影響力の強度が大きそうですが、一方で料理が好きでなく、かつミーハーでもない人に対しては全くの無力な情報になってしまうと思います。
このように、情報の受け手がそもそもそれに対して興味がないなら、いかにその内容が素晴らしくとも影響力の強度はゼロになってしまいます。
なので、影響力の強度が大きいメッセージを伝える際には「自分自身が伝えたいメッセージはどういう事で、そのメッセージを伝えたい相手はどのような人生の経験を積んできて、だからこそどういうメッセージに影響されやすいのか」をしっかりと意識したうえで伝えることが大事です。
ただ、一方で相手が「どういうメッセージに影響されやすいのか」を判定するのは自分の感性しか持たない人間にとって非常に分かりづらいものです。
なので、結局は、「自分自身がどういう人にメッセージを受け取ってほしいか明確化」し、そのような人がそのメッセージを受け取りやすいように想像してメッセージを設計するのが一番なのかなと思います。
【4.情報伝達について理解する】
今まで影響力についてさんざん長々と語ってきました。
ここで思想の伝播のイノベーター理論についてもう一度図を見直してみましょう。
この中に影響力というワードは一ミリも出てきませんが、影響力というのは情報伝達の項目を捉える上で非常に大事になってきます。
情報伝達の手段は時代ごとに様々な物があります。
新聞やテレビ、webなど、実に多くのものがメディアとして情報を伝達してきました。
wikipediaによればメディアの定義とは「情報の媒介物」だそうです。
ここで一個人についても考えてみると、一個人もメディアの一つであると分かります。
自身の考えた情報を「自分の身振りや手振り、会話などを媒介させて」伝達していると考えれば、個人もメディアと呼ぶことが可能です。
なので、この世界のすべての情報伝達は一個人を一番小さなメディアの単位として、すべてメディアで行われていると考えられます。
そして、いつの時代でも影響力の大きい発信をするためには、その発信に適したメディアで情報を発信するのが大事になってきます。
なので、メディアが持つ特性を分解して理解し、自分自身の目的に合致したメディアを選ぶ必要が出てきます。
そこで、メディアというのが持つ一般的な属性を羅列してみました。
ただ、自分自身全然ブログを発信し始めたばかりでメディアに対して知識がないので網羅的ではない可能性が高いので、メディアでの発信を行う人はさらに深く色々考えてみてください!
影響ボリューム:メディアでの情報発信でどれくらいの人の数に届くか。もし閲覧者の数の多さだけが大事なら、これを意識することになるでしょう。
相互コミュニケーションのしやすさ:メディアを閲覧している人と相互コミュニケーションを通じて、人によって想いを伝えるために方法を工夫できるか。会話などはこれの最高峰のメディア。
メディアを閲覧する人の層:そのまま。自分たちがどういう相手に対してメッセージを届けたいか、そのような相手にメッセージが届くことを重視するなら、この項目はとても大事。
掲載までの手続き:そのまま。あるメディアに掲載されるまでの手続きの長さを考慮する必要がある、つまりかけた時間の割に影響力の範囲や強度を大きくする必要がある場合は考えるでしょう。
恐らくこれ以外にもどのメディアを選ぶか考えるときに意識しないといけない項目はあると思います。
結局は「自分たちの目的を定めて、その目的を達成する上で重視しなければいけない要素は何か考えて、それに優先順位をつけて、優先順位の高いメディアを選ぶ」というのが大事です!
【5.まとめ――影響力の範囲と強度が大きいメッセージを発信するために】
まとめです。
・影響力には「範囲」と「強度」がある。
・一個人も含めたメディアでメッセージを発信する際には、まず何のために発信するかという「目的」を明確化する。
・どんなメッセージを発信するかを明確化する。
・どんな相手に受け取ってほしいかを明確化し、メッセージをその相手に響きやすいように調整する。
・メディアを選ぶ際も、自分たちの「目的」から逆算して、何を大事にして(広い範囲で言うと、影響力の範囲と強度のどちらを大事にするか)メディアを選ばなければならないかを考える。
読んでいただきありがとうございます!
めっちゃ読むのにも頭を使う過酷な記事だったと思います、ここまでお付き合いいただいてありがとうございました!
メディアの扱いに慣れてからもっと具体例とかを盛り込んで色々な話を記事にしていきたいと思います!
ちなみにこの記事について、上の項目を整理して書いておきますね!
・自分がこの記事を書いた目的は、究極は自分のブログのファンになってくれる人をキャッチして、ファンになってもらうことです。
・発信するメッセージはまさしく、影響力の大きいメッセージや想いを発信するための方法です。
・受け取ってほしい相手は、検索キーワードで「影響力」と調べた人たちです。つまり、影響力の範囲はそうやって検索してくれた人であり、自分自身このメッセージはそういう人たちに向けて読んでもらいたいなと思って発信しています。
・自分のメディアを選んだ理由は、実は深く考えていませんでした>< とりあえず持っているメディアで発信しておくか、みたいな雑なノリで考えていましたが、今改めて考えると、まずメディアを選ぶときの優先順位は上で掲げた目的から逆算して、「自分の知りうる限りのメディア(会話も含めて)で、もっとも多くの潜在顧客にアプローチできる」というのが大事になります。ただ、他に考慮すべき項目として「記事のクオリティがいいのか悪いのか不明なため、他人のメディアを使うのははばかられる(もし前者だけ意識してたらNewsPicksに無礼ながら寄稿してみるとかいう選択肢もありになってきます笑 ……でも、なしでもないか……笑?)」があります。その辺を踏まえると、自分から口コミで広げるのより(というかネット記事は一回生成すると放置しておいても効力を発揮しますからね)、まあメディアでやるべきか。という感じになりました。
・さて、この先はファンを増やそうとする試みなんですが、「影響力」を気にする人の少なからぬ人物は「影響力を気にしなければいけない立場、つまり上位の層に位置する人や、マーケティングなどに関わっている人」とにらんでいます。
・自分には「上位の層の人=好奇心が旺盛で、良く思考し、思考することにためらいがない、それどころか好きでさえある」という思い込みがあります。データはないです笑
・つまり、この記事をよんでいる20人に一人ぐらいは、この記事の色々な考えさせる記述が気に入っていて、この記事を書いた人物に少なからぬ興味を抱くとにらんでいます。
・そしてそういう考えるのが好きな人や、好奇心が旺盛な人には以下の記事をプレゼントします笑
highishiki.hatenablog.com 割と自分の持てる知識を総動員して書けた自信作なので、ぜひ読んでみてくださいー。
では、本当にありがとうございました!!
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日本の経済を知るために財務省のHPへ行ったら面白かった笑
みなさんおはようございます、こんにちは! こんばんは?
今回は財務省のHPについて紹介したいと思います。
みなさんは日本の財務省のHPを見たことがあるでしょうか?
そんな日本の財政なんて知らねえよ笑 という方もいるかもしれませんが、せっかくなので見に行ってほしいです、なかなか面白いので笑
ここを見てほしいですね、普段別に経済や財政に詳しくない人でも良くわかるように工夫されて作られてるんだなあ、というのがよくわかります!
そういうサイトをせっかく財務省が作ってくれたわけなので、見ないわけにはいかないでしょう笑!
今回はそのサイトの魅力をちょっとだけかいつまんで紹介したりしてみます。
では目次です。
【1.日本の予算を組むゲーム】
上記のページにあるコンテンツの一つで非常に難易度が高いのが日本の予算を組むゲームです。
このゲームは上に書いてあるように、財政改革っぽいものを疑似的に行い、政府の予算を組みなおして、毎年借金が出ている状況をどうにかしましょう! というゲームです。
たとえば、この項目の中で「地方交付税交付金」の予算に調整を入れるために地方交付税交付金についてクリックしてみます。
すると上記のように国民の声を聴きながら判断を迫られます。
そして僕は減額を選択して、金額を選び、予算案を修正しました。
そしてその後いつもの画面に戻り、回答をした後の結果が表示されます。
これを繰り返して財政を調整していくゲームなのですが、これには優れているところとそうでないところがあります。
すぐれているのは、ゲームをやりながらどんな選択であっても国民の評価が二分する可能性があるというのを如実に示してくれている点。
すぐれていないのは、まったくもって具体的な案が練れないところです笑
もっとこう、都道府県別とか選べるようにしたほうがいいと思います笑
なんにせよ、このゲームをやることで、「自分自身だったらどこを操作したいと思うか?」という自分の課題意識が見えてくるので、これから先の人生で取り組んでいく課題を発見するための一助になってくるのは間違いないでしょう。
僕的には地方交付税交付金はすごく高いんだなと感じたので内訳を知りたいなあ、とか思いました。
【2.大臣になった男】
まず最初に断わっておくと、大臣になった男は↑の方ではありません笑
この人が大臣になったら目力で一躍有名になりそうですが笑
「大臣になった男」というのは財務省のHPで公開されている動画です。
そして↑のイケメンなダンディなおっさんではなく、割かしイケメン風の顔の冴えない男性が主人公の動画です笑
とりあえずその動画のワンシーンを見ることで、その雰囲気をつかむことができると思うので紹介しましょう。
この顔のインパクトすごくないですか笑?
彼が新しく大臣に任命された佐藤さんという方です笑
財政のことを懸命に考える人に大臣になってほしいという想いから、国が推薦(?)したのが彼でした。
普通の会社員だった彼が自宅からSPに連れさらわれて財務大臣の執務室に輸送された後の顔なのですが、国が運営する動画にあるまじきだらしない顔だと思います笑
こういうことをやってしまうあたり、ちょっと財務省に並大抵ではない狂気とポテンシャルを感じますね笑
この動画は彼が上の予算を組むゲームをやっているところから始まるんですが、そこに兄貴から電話がかかってきます。
この時に彼は兄貴に「日本の予算を計算するゲームがあって、それがなかなか云々」と魅力を説明し始めたんですよねー。
いやー、こういうことをさらっと会話のネタにして、さらに相手に日本の財政への興味を持たせることができる優秀な人材が日本の若者にいたらいいんですが……。
何はともあれ彼が兄にゲームのことを情熱的に伝えようとした矢先に、兄にテレビをつけろと言われます。
そして彼がテレビをつけると、「日本の財政について真剣に考えてくれる人を大臣にしたいということで、佐藤さんが選ばれました」という意味不明なニュースが流れてきます笑
こうして彼は大臣になってしまい……、続きはWEBで!
とても分かりやすい財政の説明などが聞けます!
しかし、日本も本当にこういう抜擢人事をしてみればいいのにとは思いますね笑
あんまり周りの人や活動資金を出してくれている所との利害関係とかが絡まないほうが、政治家として正しくふるまえそうですし……。
ぜひ財務省には愛知県のお住みの僕の抜擢人事も期待しています笑!
【3.日本の財政状況を分かりやすく】
財務省のサイトはまた、日本の財政についてそこそこ分かりやすく説明してくれています。
そして何より紳士的であるのは、上記の画像のタイトルにもあるように、
~国の財政は大赤字です~
といった具合に、日本の危機っぽい感じを何のためらいもなく暴露している事です笑
これ結構良い事だと思うんですよねえ……。
なので皆さんも日本の財政に興味を持ってあげてください!
日本の借金の状態を知れば皆さんも佐藤さんのように大臣になることができますよ!!
読んでいただきありがとうございました!
佐藤さんの表情が気に入ったらシェアをお願いします笑!